2006年10月 9日 (月)

14日目(8/30) ドーハ出発

<この日の教訓>

  1. ホテルで交渉してチェックアウトの時間をなるべくずらしてもらおう。
  2. チックアウト後もホテルで大きな荷物は預かっておいてもらおう。
  3. City Centerと市中心部のスーク以外へ買い物に行くのはやめよう(帰りのタクシーがつかまらない!!)
  4. ボーダフォン3Gはやっぱり偉大だ。
  5. ドーハ国際空港では出発時間の2時間以上前でもチェックインは可能。

<本文>

前日は床につくのが遅かったので、ゆっくりと起きることにしました。この日の夜11時頃にドーハから関空行きの飛行機が出るのですが、昼間は暑くてとても外に出ることはできません。そこでホテルと交渉し、チェックアウトの時間を通常の12時から午後2時まで延長してもらうことにしました。今回宿泊したRegency Hotelは高級ホテルとは言えず、ビジネスホテルに毛が生えたようなものですが、こうした要望も快く受け入れてくれ、ニコニコ家族にとっては結構快適なホテルでした。

朝ごはんを食べたあと、特にやることもないので、これまでと同じようにトランプやブログの原稿作成などをして過ごしました。この旅行ではとにかくものすごくたくさんトランプをしました。

そろそろチェックアウトしなければならなかったので、午後2時過ぎにショッピングセンターで時間つぶしをすることにしましたが、前回のThe City Centerとは違うThe Mallというショッピングセンターに行くことにしました(荷物はホテルで預かってもらいました)。このショッピングセンターは空港とホテルのある旧市街中心地の丁度真ん中ぐらいにあります。ホテルに車を出してもらいました。

このショッピングセンターは初日に行ったThe City Centerよりも随分小ぶりであまり見るべきものもなかったです。ニコニコママは絵葉書をニコニコ次女は犬のぬいぐるみを買いました。夕食を済ましてホテルに帰るべくタクシーを拾おうとしましたが、タクシー乗り場にタクシーは全然ありません。あまり観光客が来るショッピングセンターではないようであり、タクシー需要な無いようです。タクシー乗り場でタクシー会社の電話番号の看板を見つけたので日本から持ってきたボーダフォン3Gの携帯で電話をしてみたら「夜8時まで空かない。」とのつれない回答。そこで、少し外に出てみて流しのタクシーを拾うことにしました。太陽は随分傾いていたのでマシとは言えやっぱり暑いです。流しのタクシーを15分ぐらい待ったのですが、全くつかまらず暑さで疲れてきたのであきらめて再びショッピングセンターに戻りました。歩く距離はほんの200mぐらいですが、この暑さの中で動くのはすごく疲れます。

仕方が無いのでショッピングモールからホテルに電話をしてみたら車を出してくれるとのこと。20分ぐらい待つとホテルの車が到着し、ホテルに戻ることができました。かつて滞在したことのあるドバイでは流しのタクシーは簡単に拾うことができましたが、ドーハはまだ観光地としての歴史が浅いのでこんなこともあるのかなぁと感じました。それにしてもVodafone 3Gには助けられました。もちろん、公衆電話がありますが、公衆電話を掛けるにはテレフォンカードを購入したりと面倒な手続きをしなければなりませんが、Vodafone 3Gさえ持っていれば、そうした手続きもなく日本で携帯で電話をするのと全く同じ感じで電話ができます。実は出発前にケニアとカタールのVaodafone 3Gのサービス提供エリアを確認していたのですが、ケニアではナイロビやナクルの主要都市であれば通信可能ですし、カタールでは全域で通信可能でした。

19:00過ぎに空港へ到着し、早速チェックインしました。前日に電話で問い合わせたときには、「チェックインは出発の2時間前から。」と聞いていましたが、特に何も言われることはありませんでした。座席はヒマラヤ山脈付近を飛行するときに景色が見えるかもしれないとの期待もあって窓際の席を確保することにしました。ニコニコ家族が手続きをしている横のファーストクラスやビジネスクラスのカウンターにはニコニコ家族が「石油王」と呼んでいる服装をした人が主に並んでおり、エコノミーには「石油王」の服装をしたひとはあまりいませんでした。ニコニコ次女はファーストクラスで手続きをしていた「石油王」があの白いガウンのような服のポケットから財布を出すのを見つけたらしく、「石油王が財布を出すのを見ちゃったよ~。」と興奮気味に話していました。

22:40の出発まで2時間以上あったので免税店を少し回り、ニコニコママはゴールド・スークで買ったゾウのペンダントトップに合うネックレスを探しました。ここもやはり太くて大き目のゴツゴツしたものが多かったので、「一番細いのを見たい。」と言ったところ丁度いい感じのものがあったので購入することにしました。それ以外はそんなに買うものも無かったのでゲートにてトランプをして出発まで待ちました。

ボーディングが開始し、窓際の席に乗り込みましたが、ニコニコパパは疲れて寝入ってしまいました。機内食は和食と中東風料理を選べましたが、もちろん和食を選びました。エコノミークラスの和食は牛丼でした。ニコニコパパは久々の和食に結構満足していました。ニコニコママはヒマラヤ山脈の上を通ることを期待していたのですが、その辺りを通過しているのは真夜中だったので分からなかったようです。エミレーツ航空はドバイ出発が夜中の3時頃なので結構いい景色が見えるかもしれません。

翌日、14:35に関空に到着し、15:55関空発羽田行きの便に乗り、17:05羽田に到着しました。丁度、夕食時だったのですが、皆さんの予想通り、久々の日本で日本食の夕食を家族全員で堪能しました。

こうして、ニコニコ家族の子連れケニア旅行は無事終了しました。サービス精神一杯のドライバーのジョセフ、快適だったセレナホテル、安全航行で旅を支えてくださったカタール航空と全日空の皆さん、そして何よりもケニアの偉大な自然、みんな有難うございました。

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13日目(8/29) ドーハ滞在

<この日の教訓>

  1. 砂漠ツアーは面白い!!。
  2. 砂漠ツアーで砂丘を歩いて降りる時には裸足になろう。
  3. 冷房している建物から急に外に出るとメガネやカメラのレンズが曇る。
  4. ゴールド・スークで買い物をするときはしっかり値切ろう。
  5. ゴールド・スークで商品を選ぶ際は細めの物や小ぶりの物を選んだほうがベター(日本人にはそのほうがよく似合う)

<本文>

前日は久しぶりに遅くに就寝したので、この日は久しぶりに遅めに起床して、9:00頃に朝食バイキングに行きました。リゾートホテルのマラ・セレナホテルとは違って朝食バイキングの品揃えは随分寂しかったです(贅沢をしなければ十分のレベルですが・・・)。

この日は15:00発の砂漠ツアー以外は特に予定が入っていません。暑くて外に出るのもいやなので、トランプ、読書、ブログ原稿作りPict0012を中心にホテルの部屋でずっと過ごしていました。途中、持ってきた温度計で気温を測ろうということになり、ベランダの日陰に温度計を置いていたところ、42度ぐらいになり、今度は日なたに置いたところ50度近くを指し、家族全員でびっくりしていました。

14:30頃にフロントに下り、砂漠ツアーの迎えを待っていましたが、一旦、外に出てホテルの前で写真を撮ろうということになりました。ニコニコママがカメラを構えた瞬間、「何これ!?。レンズが曇った!!。」との反応。冷房の効いている室内温度と同じ状態のカメラは50度の外気よりも圧倒的に「冷たい」ため、外気中の水蒸気が結露しちゃいました。恐るべし気温50度!!。予定より少し遅れて砂漠ツアーの4WD車が到着しました。ここから約100km南の砂漠を目指し、さらに砂漠を走ってサウジアラビアの国境付近まで砂漠の砂丘の上を爆走することになっています。 Pict0021

4WDはトヨタランドクルーザーで、3列8人乗りです。仕事で来たというイタリア人おじさん二人が既に乗り込んでいました。まだまだ、強い日照りが差し込む時間帯ですが、車のまどにはかなり強力なシェードが貼られており、日光もそれほど苦にはなりません。1時間ほど走ったところで砂漠の入り口に到着です。ここで一旦休憩し、ドライバーは砂漠での走行に備えてタイヤの空気を抜きます。これはタイヤが砂の中にめり込まないようにするためです。空気を抜いたあと再び乗り込みスタートしますが、これがものすごく面白いです。何しろ砂漠の波打つ砂丘のうえを縦横無尽に爆走するのですが、まるで果てしないジェットコースターに乗っているような感じです。富士急ハイランドのFujiyamaをものともしないニコニコ家族メンバー全員が、キャッキャッと言って喜んでいます。イタリア人のおじさんたちも同じようにキャッキャッと喜んでいます。途中、景色の良いところで停車しますが、砂漠の景色はなかなかのものです。Doha001_editedPict0018_2Pict0022_2海際のところに行くと海水が風で押し寄せられてできた湖なんかがあったり、風の作用で作られた数々の砂丘や、砂丘の上にできた風紋などの光景に感心していました。ただ、海際にあるので風がすごく強くて、三脚を持っていったものの、被写体の髪の毛が風でクチャクチャになり、あまり良い家族写真は撮れませんでした。砂漠を20kmぐらい走るとサウジアラビアの国境付近に到着しました。眼下にはInland Seaという塩水の湖が広がっています。湖畔に向けて斜度30度弱の砂の斜面になっているのですが、ドライバーが「下まで自分の足で降りていってごらん。車は下にもっていくから。」と言ってくれました。イタリア人のおじさん二人は裸足になって「ヒャッホー」と奇声をあげて走り下りていきました。この時、裸足になろうかどうかと迷ったのですが、足を怪我してもいけないだろうと靴を履いたまま下りていきました。砂漠の砂はとても細かく、表面は日に温められて少し熱いぐらいですが、足が柔らかい砂の中にズボッと入るとほんわり暖かい感じです。ニコニコパパもイタリア人おじさんと同じようにヒャッホーてな感じで走り下りたかったのですが、ビデオカメラやデジカメでニコニコママ達が砂丘を下りるところを撮影してPict0024_2いたため、万が一転んでカメラを壊すことになってはいけないので、思い止まりました。それから、靴の踵からどんどん砂が入ってきて、急いで下りようとすると靴が砂に取られて脱げそうになるので、ゆっくりと進まざるを得ませんでした。下まで降りると4WDが待ち構えてくれており、靴に入ったたくさんの砂を出し、再び車に乗りました。Doha002

その後、車は帰路につきました。帰路は比較的平らなところを選んで走っていきます。水が干上がって平らになっているところに来たときに、急に車のスピードが上がり、前方の砂丘目指して一直線に加速していきます。そして、砂丘を一気に砂丘の頂上近くまで上り詰めたと思ったらUターンで今度は一気に砂丘を下り降り、乗客一同、再びキャッキャッと喜んでいました。そのころ丁度、日が西の空に傾き、砂丘の下から見るといい感じの砂丘のシルエットを拝むことができました。こうした砂漠地帯を抜け、タイヤに空気を入れたあと、車はホテルに向かい18:30に到着しました。3時間半ほどの砂漠ツアーでしたが、ニコニコ家族一同大喜びでした。ただ、ドーハは、最近、急成長している都市なので、ドバイに比べると少し遅れています。これはこうした砂漠ツアーにも当てはまることであり、かつてドバイで同じように砂漠ツアーに参加しましたが、途中でラクダに乗るイベントがあったり、夕食を囲んでのベリーダンスショーがあったりと観光客向けにより充実した内容でした。とはいえ、繰り返しになりますが、砂漠ツアーはとても面白かったです。

ホテルに戻ってホテルの食堂で夕食でした。メニューはそこそこ充実しており、ニコニコパパはステーキ、ニコニコママとニコニコ次女はベジタブルカレーとナン、ニコニコ長女はスパゲッティを注文しました。お味の方はまあまあでした。

夕食終了後、ゴールド・スークに繰り出すことにしました。スークとは市場(いちば)のことであり、ゴールド・スークにはその名の通り金の貴金属のお店がたくさん集まっています。一つ一つのお店はそれほど大きくないのですが、本当に「どこから入ろう」というぐらいのたくさんのお店が集まっています。ホテルから歩いて10分ぐらいのところにあったので、食後の散歩の積もりで歩き始めました。前日から分かっていたことですが、とっくに日が落ちた夜8時であったにも関らずとても蒸し暑く、ゴールド・スークに到着したときには汗をたくさんかいていました。

お店の中はしっかり冷房がきいているので、お店で商品を見ながら冷房で涼むことにしました。とにかくたくさんのお店が並んでいるので、いろんな店に入って商品を見ては隣のお店に移るということの繰り返しです。中東の女性は大柄で彫も深いので、売っている金のアクセサリーも結構大きくて、日本人が身につけると少し大げさな感じがします。例えばネックレスだと並んでいる商品の中で最も細くて貧弱と感じるぐらいのものが、日本に持ってくると丁度良い感じだと思います。今回は、ニコニコママはネックレスとペンダントトップを探していましたが、ゾウのペンダントトップが気に入ったのでこれを買うことにしました。いずれの商品も重量を計測し、単価を掛けて値段を出します。ペンダントトップはそれほど大きなものではないので、値段もそんなに張るものではありませんが、ここでも値段交渉は必須です。アフリカのロードサイドのお土産屋さんのような酷いことはありませんが、値段交渉で1割程度は安くなりました。それにしても、冷房のきいている店内と蒸し暑い屋外を行ったりきたりしていると体調がおかしくなりそうでした。

買い物を終えて、今度は「首長の館」を見に行くことにしました。ゴールド・スークからは2km程度の距離ですが、蒸し暑いのでタクシーを拾うことにしました。流しのタクシーは空港で拾ったタクシーのようなピカピカのものではなく、結構ボロいのですが背に腹は代えられません。乗る前にまず値段交渉をして「首長の館」まで向かってもらいました。Diwan_emiri 「首長の館」とは、詳しくはよく分かりませんが、多分ドーハの首長さん(一番偉い人)が住んでいるのでしょう。とにかく大きな立派な建物で、夜はライトアップされていてとても綺麗です。砂漠の街でありながら、この建物の周りは水がふんだんに撒かれており、芝生が青々としています。ライトアップされた首長の館の写真を撮って、タクシーを拾おうとしたのですが、なかなかタクシーが現れません。ホテルまで1kmほどだったので歩きながらタクシーを待つことにしましたが、結局タクシーは拾えず、蒸し暑い中を家族4人みんなで15分ぐらい歩く羽目になり、ホテルに到着したころには体中汗だらけになりました。

楽しい経験とはとても言えませんが、こうしたことを身をもって経験するのも結構重要かなと感じました。

ホテルに戻ったら22:00頃になっていたのでお風呂に入って汗を流し、23:00頃に就寝しました。

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12日目(8/28) ナイロビからドーハへ

<この日の教訓>

  1. ケニアのお土産は空港免税店がベスト。
  2. 空港免税店での買い物の際は計算の間違いがないかをチェックしよう。
  3. カタールで飛行機から降りるときは、タラップ上で次のバスを待つことのないよう、タイミングをうまく見図ろう。
  4. カタールへの入国ビザは空港で手配できる。
  5. ドーハでは12:00から16:00まではお店は閉まっている(出回らずにホテルでゆっくり過ごそう)。
  6. ドーハのショッピングセンターはファミリーデイ(男性のみの入店禁止日)などがあるらしいので事前によく調べておこう。
  7. 中東へ行くときはラマダンの月かどうかをよく調べておこう。
  8. カタールはイスラムの国としては比較的寛容だが、やっぱりイスラムの国にいるという意識は持っておこう。

<本文>

飛行機が7:00出発なので、5:00の空港到着を目標に4:00に起床。4:30にロビーに行くと、前日の約束通り、ジョセフが既に到着していました。ケニアに到着した時の車の中では、ジョセフが「ケニアはポレポレとハクナマタタの国だよ。」と言っていました。ポレポレとは「ゆっくり、ゆっくり」、ハクナマタタとは「問題ない(なんとかなるさ)」という意味であり、いかにも大自然の恵みのなかではぐくまれた大らかな文化を象徴しています。当初は、こうした大らかな文化から時間に対する意識などもいい加減なのかと思っていました。

かつてエジプトに行ったときに、買い物をしても正確なつり銭を渡されることはなく、「端数は適当」という感じだったので、「ケニアもそんな感じで、いろんなことについていい加減なんだろうなぁ。」と思っていましたが、ジョセフはこれまでの旅行中もいつも時間をしっかり守ってくれていたので、先入観を持っていたことを反省しました。そういえば、前日のスーパーでの買い物のときも、お釣りは端数もきっちり渡してくれたので、「アフリカ諸国を十把一絡げに考えてはいけないんだなぁ。」と改めて感じていました。アメリカ人なんかが、日本、中国、韓国、台湾を全部同じように考えているようなときには、「全然違うよ。」と言っているクセに、アフリカのことをひとまとめに考えていたのはまさに「灯台もと暗し」の状態でした。

5:00前に空港に到着し、ジョセフとお別れです。ニコニコ長女とニコニコ次女は前日に折り紙で作ったゾウとキリンをジョセフに渡しました(四角い紙を折って作ったことが分かっていなかったみたいであり、予想していたような反応が見られず少し残念)。その後、空港でチェックイン。

「ジョモ・ケニヤッタ空港は、何か特段の不便を感じるわけではないけど、設備も古く空港としてはイマイチ感は拭えないなぁ・・・。」と感じながら歩いていると、空港の免税店で動物の置物などのお土産が揃っているお店があったので入ってみました。きっと「空港値段は高いんだろうなぁ・・・。」と思っていましたが、旅行中に立ち寄った「吹っかけ値段」のお土産屋よりも品揃えも豊富で、値段も「吹っかけ」のない明朗会計でした。アンボセリからナクル湖に行く途中のお土産さんで2500シリングを吹っかけられ、散々値切って800シリングで買った30cmぐらいのキリンの木の置物が500シリングそこそこで売っていましたし、ニコニコママがどこを探しても売っていなかった動物の写真立てもありました。また、ケニア産紅茶とかコーヒーとかがお土産風の入れ物に入って置いてありました。紅茶とかコーヒーとかは前日のスーパーで買ったものよりかは値段は高いですが、そもそもそんなに高いものでもないのでお土産としては結構使えます。「あーあ、こんなんやったら、あんな不愉快な値段交渉をせずに、『買い物は空港で』と決めときゃよかったなぁ・・・。」と思いましたが、初めての旅行ではいたしかたないと自分を慰めていました。

最後に会計をしたのですが、どうも計算に戸惑っているようです。計算機を使っているのですが、ケニアの人たちは計算はあまり得意でないようです(時間にきちんとしていたんですが・・・)。25+36+42+28+・・・・といった連続の足し算ができないんですね・・。まず25+36=61として、次に61+42=103・・・と順番に二つずつ足していくみたいです。ニコニコパパが値札を見て暗算で計算し、「○○ドルのはずだから、もう一回計算して。」と言って計算機で再確認してもらい、10ドルぐらい余計に払う羽目になるのを回避できました。店員さんも誤魔化すような悪意はなさそうですが、注意したほうがいいみたいです。

飛行機はほぼ定刻に発進し、約5時間かけてドーハに到着しました。到着前の10:30頃の機内アナウンスでは気温42度と言われていましたが、やっぱり到着すると暑いです。ドーハの空港は現在拡張工事があちこちで行われていますが、飛行機がゲートの横付けする構造にはなっておらず、タラップで飛行機から降りてバスに乗ります。これをタイミングよくやらないと、炎天下のタラップで次のバスを待つという結構悲惨なことになるので注意しましょう。とにかく、気温がものすごく高いうえに湿度も高いので、ほんの短い時間(2~3分)であっても日なたに出ているとものすごく疲れます。

ニコニコ家族は幸いタイミングを外さなかったのでそうした悲惨な状況にならず冷房の効いたバスにすぐに乗り込むことができ、そのままターミナルに向かうことができました。ターミナルでは入国手続きですが、女性の入国管理官がいることに少し驚きでした。ニコニコパパはサウジアラビアに行ったことがありますが、サウジアラビアはイスラムの戒律が厳しく、女性が一人で人前にいることはほとんどありませんでしたので・・・。

カタールへの入国にはビザが必要ですが、これはドーハ国際空港での入国時に手配可能であり、旅行前の在日本のカタール大使館での手続きなどは不要です。入国審査のカウンターにそのまま進みパスポートを見せると「ビザは?」と聞かれますので、クレジットカードを渡すとビザが発給され、発給手数料はクレジットカードで決済される仕組みです。ビザ発給用のカウンターが別途あるわけではなく、そのまま入国手続きの方向に行けばOKです。ビザというよりも、「旅行者は入国税を入国手続き時に取られる。」と言ったほうが分かり易いように思います。

その後、税関を通っていきますが、ここでも細かく荷物の中身を見られるようなことはありませんでした(10年近く前なので、今もそうかは分かりませんが、かつてサウジアラビアに行ったときは、荷物は全部開けられ、ズボンのポケットの中のものも全て出すように命じられました)。

ニコニコパパ、ニコニコ長女、ニコニコ次女、ニコニコママの順に税関を通り、税関地域から空港ロビーに出ました。ところが、ロビーに出たニコニコパパが振り返るとニコニコ長女とニコニコ次女までは出てきたのですが、ニコニコママが出てきません。一旦ロビーに出ると税関地域には逆戻りできないので、仕方なくロビーで2~3分待っているとニコニコママが出てきました。どうやら、大量に日本から持っていった水のペットボトルが荷物検査機の映像に移っており、税関の検査官から「これはアルコールか?」と聞かれていたようです。きちんと説明して事なきを得たのですが、戒律には寛容とは言えどもやはり中東の国なので、それなりの注意が必要です。

空港ロビーに出ると、やはり中東の国に来たという雰囲気が漂います。男性も女性も「いかにも中東」といった服装をしています。男性は白、女性は黒のガウンのような形をしたアバヤという服装をまとっており、男性は頭に白のみまたは赤と白の細かい模様の入ったグトラと呼ばれる布をかぶっています。女性はヘジャブと呼ばれる黒い布をかぶっていますが、髪の毛を覆うだけではなく顔全体を薄い布で覆っている人もいます。ニコニコ家族のみんなは白いガウンのような服を着た男性を見るたびに「石油王、石油王」と呼んでいました。また、ニコニコママはこうした「いかにも中東」といういでたちをした人たちの写真を撮りたかったのですが、宗教上の理由から写真に撮られることはタブーと考える国民性のため写真撮影は断念せざるを得ませんでした(したがって、アフリカの旅行記部分とは違って、ここからは極端に写真が少なくなります)。

その後、タクシーを拾ってホテルに向かいましたが、空港ビルを出てタクシーに乗り換えるまでのほんの少しの時間でも、炎天下に出ると暑い空気に体中を包まれ、「うわぁっ!!」という感じになります。大げさに言うと、精神が不安定になり、急にイライラしてきます。ニコニコパパは、ニコニコ次女が言うとおりにサッサと動かないので、思わず怒鳴ってしまいました(照りつける太陽に責任転嫁する積もりではないのですが・・・)。

ドーハ国際空港のタクシーは車も新しくピカピカです。ニコニコ家族は荷物がたくさんあったので、ホンダストリームのタクシーを選んでホテルに向かいました。

ホテルはRegency Hotel(http://www.hotel-regency.com)というビジネスホテルクラスのホテルを予約していました。現在、中東は原油価格の高騰で潤っており、すごい建設ラッシュです。そのため、ホテルはどこも料金が高いです。Webなどでいろいろと調べてこのホテルにしたのですが、高級ではないものの贅沢を言わければ家族旅行にとっては十分でした。

ドーハは空港から市内の中心地までとても近く、タクシー料金は1000円程度でした。ホテルに到着したのは13:30頃の一番暑い時間帯だったので、暫く荷物の整理などをしてホテルの部屋で休憩していました。昼間は暑いのでお店も閉まっていますが、16:00頃になると徐々に開店しだします。ニコニコ家族は「中東で最大規模のショッピングモール」と言われる「The City Center」に向かいました。ホテルからタクシーで1000円弱でした。ホテルからThe City Centerまでは海岸沿いの道路Pict0008_1を走るのですが、この海岸は弧を描くような形になっており、旧市街方面からは海を挟んで向こう側に新しい町並みの高層ビルがたくさん見えます。これはなかなか絵になる景色であり、この海岸沿いの散歩も良さそうに感じますが、何せ暑いのでタクシーの窓から覗くだけに止めました。実際、旅行者はおろか現地の人でもこの時間に外を歩いている人はほぼ皆無です。

そうこうするうちに15分ほどでThe City Centerに到着です。4階建の建物で中はすごく広く、真ん中にはアイススケート場があります。ただ、広い割りにお店の入っていない部分も多く、来る前はヨーロッパ系の各種ブランドのブティックなんかが並んでいるのかと想像していましたが、予想に反してそれらのブティックはそれほどありませんでした。入っているお店は化粧品、時計、貴金属、衣料品といった感じでしょうか。カルフールが入っていて、Tシャツなどが安かったです。時計はRolexやTag Heuerなども売っていたので、宝石や時計がお好きな方であれば、満足のいく買い物ができたかもしれませんが、ニコニコ家族はこの手の類の買い物はあまりしないので、お買い得かどうかはよく分かりませんでした。化粧品は複数のお店があったのですが、ニコニコママによるとおおむね日本よりも安めだったようです。空港のセキュリティーの強化で液体類を機内に運び込むことができず、免税店で化粧品を買うわけにいかないので、ニコニコママはここで化粧品を購入しました。

Pizza Hutが入っていたので、ピザの夕食としました。夕食後も店内をあちこち歩き回りましたが、それほど心惹かれるお店もありませんでした。唯一、おもちゃ屋さん兼お土産屋さんのようなお店があり、Pict0002_1そこで砂漠の砂を使った写真たて風置物(中東土産としては結構有名)があったので、一つ購入しました。この置物は砂漠の砂を色によって7色に分け、薄い7つの層にそれぞれの色の砂を入れています。置物を傾けると中に入っている砂の形が変わって、砂漠の砂丘が幾重にも重なるように見えます。

ニコニコママは手にもてないほどの買い物を期待していたのですが、期待に反して化粧品と置物だけで少しがっかりしていましたが、他に見るべきものも無かったので、19:30頃にThe City Centerを後にしました。出口を出るとタクシーが待っており、行き先を告げて値段を確認してから乗り込みました。日本と違って、タクシーに乗るときはたとえメーターがついていても、事前に値段を交渉したほうが良いみたいです。

すっかり日が落ちて辺りは暗くなっていましたが、昼間の炎天下ほど酷くはなかったものの、まだまだ気温も高くしかも蒸しっぽかったです。ただ、昼間は埃っぽい感じのする石造りの建物も夜になるとカラフルなネオンがそこかしこに輝いており、結構、神秘的な感じを醸し出していました。昼間は暑すぎて人々が動いている姿はあまり見かけませんが、日が暮れてからはがぜんたくさんの人が鮮やかなネオンの光のもとで活動しており、砂漠の街で生活する人々のエネルギーや生活の知恵を垣間見た気がしました。お店もたいていは22:00ころまで営業しているみたいです。

20:00ごろにホテルに到着しました。翌日は夕方の砂漠ツアー以外は予定が無かったので、久々にゆっくりと眠ることにしました。

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11日目(8/27) マサイ・マラからナイロビへ

<この日の教訓>

  1. 長い移動の前の朝食は飲食の量を控えよう。
  2. 乾季でも雨が降ったあとは道がぬかるむ。
  3. マサイ・マラへは約6時間のドライブ。ここだけに行くなら、国内の移動は飛行機とする方法もある。
  4. ナイロビ市内で外出するときは貴重品は最低限必要なものだけにしよう。

<本文>

この日で「野生の王国」マサイ・マラともお別れです。7:00出発となっていたので、6:30にすぐに朝食をとれるように、5時過ぎに起床し、6:15には部屋まで荷物をポーターに取りに来てもらいました。食堂のすぐ近くまで来たときに、マラ・セレナホテルのちょうど眼下の草原からバルーン・サファリにスタートするところを見ることができました。バルーン・サファリとは、その名の通り、気球に乗って大空の上からサバンナを一望するものであり、6時半頃に空に飛び立ちます。参加者Pict0118は朝5時頃にホテルを出るそうですが、料金が一人当たり400ドル程度もしてとても高いので、ニコニコ家族はあきらめました。暫くその気球を見ていると、ゆっくりと空に舞い上がり、風に乗ってニコニコ家族のいる方向に向かって来て、ニコニコ家族の頭上を通り過ぎていきました。

7:00に予定通り出発し、最後の一縷の望みを掛けてジョセフに「マラ川沿いの道で帰って欲しい。」と頼みました。我々の望み通りのルートをジョセフは取ってくれましたが、やはりヌーの川渡りには会えませんでした。マラ川を離れて東のほうにあるマサイ・マラ動物保護区Pict0123のゲートの方向に向かっている途中にも、いろいろな動物がいます。草食動物はもちろんですが、途中、ライオンの親子の集団に出会いました。オスライオンはいませんでしたが、数頭のメスと子供の集団です。丁度、ハンティングを終えたらしく、近くには仕留められたヌーが横たわっていました。

それからは一路ナイロビに向かっての長時間ドライブです。前夜の雨で道はすっかり泥っぽくなっており、ところどころに水溜りも見られます。乾季といっても前日のように雨が降ることもあるらしく、その場合はすっかり道はぬかるんでしまいます。「雨季のころはもっとひどいんだろうなぁ。」と想像していました。1時間半ほど走って動Pict0140_1物保護区のゲートに到着。そこから、ナロク経由ナイロビとなりますが、ナロクまでの道は舗装されていない土道です。それなりに整備されていてそこそこのスピードを出せる部分もありますが、石がむき出しになっているところや水溜りのところではゆっくりと進むことになります。こうした道が約1時間半ほど続いたところで、漸く舗装された道に出ます。

ここでお土産屋さんでトイレ休憩。このお土産屋さんは、ナクルからマサイ・マラに来る途中にも寄って、散々の吹っかけ値段を提示され交渉決裂で出てきたところです。このお土産屋さんには石でできた10cmほどのイボイノシイの置物があり、イボイノシシのファンになったニコニコママは「イボちゃんの置物Pict0141が欲しいなぁ。」と言っていました。イボイノシシの置物はあまり置いている数も多くなく、ここにおいてあるのが、丁度いいサイズだったので、ここで買うことを決めていたのですが、なにせふっかけ値段との勝負なので欲しそうな顔を見せると大金を払うはめになってしまいます。こうした難しい状況のなか、ニコニコパパが店員と交渉し、イボイノシイを手にとって「150シリング(=250円)でどうだ」と言うと店員は、「それは安すぎる。もっとたくさん買ってくれれば割引をする。」と同じ手口を使ってきました。結局、数々のPict0001_3押し問答があり、イボイノシイに同じような石でできた同じような大きさのライオンの置物と、黒檀(Ebony)で出来た10cmほどのカバの置物の合計で1000シリングで決着しました。イボイノシシがどうしても欲しかったので、ちょっと高くなった感は否めませんが・・・・。

ここからナロクの町までは比較的しっかりした舗装道路が続き、ナロクの町に到着。一旦給油し、再スタートしましたが、ジョセフが「ここから暫くは、道が悪いよ。」と言います。確かに舗装しているのですが、あちこちでアスファルトが剥げており、これを避けながら進むとスピードは全然でません。こうした道が1時間ほど続いて、再Pict0146_1び大地溝帯に降りてきた辺りからしっかりした舗装の道路になりました。ここでジョセフがトイレ休憩を提案してくれましたが、そのまま通りすぎ、大地溝帯の崖沿いの坂道を登って行きます。さらに1時間ほど走るとナイロビ郊外地区に到達しました。数々の大使館や国連アフリカ本部のある地区を通りすぎ、1時ごろにナイロビへ。

ケニアでは動物の置物の類を除いては、本当にお土産になるようなものがありません。コーヒーや紅茶を売ればもっと売れると思うのですが・・・。そこで、ジョセフにコーヒーを買いたいからスーパーに寄って欲しいと頼みました。はじめは大使館などが並ぶ比較的安全そうなガソリンスタンド併設のコンビニに行ってくれたのですが、探しているものがなく、市内のスーパーに行くことになりました。スーパーに到着するとジョセフから「車の荷物を見ておくから、スーパーには自分達で行くように。それからカメラとかの貴重品は車に置いていくように。」と言われました。子供たちの手を引き、バッグ類は胸の前に抱えて緊張しながらスーパーへ、コーヒー、紅茶が並んである棚で商品を選んでいると、同じようにコーヒーや紅茶を買うような格好をして人が近づいてきました。結局何も無かったので真相は分かりませんが、もしかしたら「スキあれば・・・」と思って近づいてきたスリの類かもしれませんでした。必要なものだけをさっさと購入し、短時間で買い物を済ましました。

それから14:00頃にホテルに戻り、15:00頃に遅めの昼食兼夕Pict0002食をとりました。翌朝は7時の便であり4:30にジョセフが迎えに来てくれることになっていたので、荷造りを全て終え4:00に目覚ましをセットして21:00に就寝しました。

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2006年9月23日 (土)

10日目(8/26) マサイ・マラ滞在 4日目

<この日の教訓>

  1. ヌーの川渡りを見るにはひたすら待とう。
  2. 乾季でも雨が降るんだ・・・。
  3. マサイ・マラはまさに「野生の王国」。毎日、新たな発見がある。
  4. Tuskerビールはそこそこいける。

<本文>

6:00前に起床し、6:30過ぎからゆっくり朝食。8時に予定通りにお弁当をホテルのフロントでピックアップしてピクニックに出発です。この日がマサイ・マラでの最終日だったので、再びジョセフに「ヌーの川渡りを見たい。」とリクエストしました。ホテルを出てすぐにところにPict0001_2イボイノシイの集団がいました。イボイノシシは走っていくときには尻尾をピンと立てて、チョコチョコと足を動かして進んでいきます。ニコニコママはこの姿が大変気に入ったらしく、すっかりイボイノシシのファンになり、イボイノシシを見つけては家族みんなが「イボちゃん、イボちゃん」と言っていたため、運転手のジョセフまで「イボちゃん」と呼ぶようになりました。

まずは、川沿いに向かいましたが、ヌーの姿はほとんど見られず、草原のほうに向かいました。前日、ライオンがヌーを食べていたあたりに行くと、若いオスのライオンが4頭も集まって寝そべっています。Pict0006ライオンは家族で行動しますが、若いオスは一定の年齢になると、家族を離れて行動するようです。それから立派な一人前になるとメスをめとって、家族の長になるようですが、この4頭達はそこまでには至らない若いライオンのようです。ライオンのオスと言えば、あの威風堂々たるたてがみがトレードマーPict0015クですが、若いライオンの場合は、たてがみもそれほど長くはありません。一見するとメスと見間違えそうになりますが、よく顔を見るとほっぺたから顎の辺りににかけて、まだまだ成長途上のたてがみを見つけることができます。このライオンから100mほど距離をとったところにトムソンガゼル、シマウマ、トピなどの草食動物達がいましたが、みんなライオンのほうを向いてじっと立っています。「さっさと逃げればいいのに・・・」と思うのですが、何故か動かずじっとしているのです。ライオンはそれほど長距離を走ることができないので、はじめの一撃を回避することができれば、草食動物達は逃げ切れるらしく、一定の距離を保っていると安全は確保できるらしいのです。ライオンたちは、少し近くを歩いたりしていましたが、特段ハンティングをする様子もなくのんびりとしていました。

その場を離れて、暫く走ると10頭弱のゾウの集団に会いました。赤ちゃんがいてたので以前に会った集団と同じかもしれません。Pict0042_1ゾウたちに別れを告げて、二日前の早朝ゲーム・ドライブと同じようにケニアとタンザニアの国境方向に向かいました。あまり高くない木が集まったところに近づくと、そこにはハイエナの巣がありました。はじめは数匹が目に入っただけでしたが、よく見ると全部で20匹ぐらいいました。どれも目がクリッとしてPict0046_1いてかわいい顔をしています。ここから暫く行ったところで、お昼の時間になりました。草原の中の道沿いに立っている高めの木のしたに本当に簡単な石とコンクリートで積上げたテーブルがあり、そこでランチをすることになりましたが、そこはライオンやチーターなんかが住んでいるのと同じPict0082_2 草原の中であり、しかも囲いも何もありません。「大丈夫かなぁ・・・」とちょっと不安げになりますが、ジョセフは何ら気にする様子もありません。また、200~300m先でも同じような木の下で同じようにランチをしている人たちがいたので、「こんなもんかなぁ・・・」と思いながらランチにしました。肉食獣は朝か夕方に狩りを済ませ、昼下がりは寝そべっているとは分かっていながらも、どこか不思議な気分でした。Pict0099

ランチを済ましてマラ川沿いにホテルまで帰り、ヌーの川渡りのチャンスをうかがうことにしましたが、途中でライオンがいるとの情報が入りました。川沿いから少し上がった丘Pict0103の上に潅木が茂っているところがあり、そこに行ってみるとライオンの家族が昼寝をしています。遂に立派なたてがみをしたオスのライオンに出会うことができました。2頭いましたが、2頭とも熟睡していたのが少し残念でしたが・・・。まPict0106た、メスライオンや子供のライオンもいて、全部で10頭弱のライオンが昼下がりの休憩をしていました。

その後、再びヌーの川渡りを求めてマラ川の方向に向かいました。マラ川の近くまで来ると、向こうの堤防にヌーが相当数集まっているのが見えました。既に何台かの車がヌーの川渡りを見ようと集まっていましたが、ヌーを刺激してはいけないので、こちら側の堤防から少し離れたところに停止しています。ジョセフも同じようにが、堤防から数百メートル離れたところで車を止めました。これが最後のチャンスなので暫く待つことにしました。大きな群れの中にもいくつもの小集団があり、なかには堤防の際のほうに近づくような格好をするもの、なかには堤防から離れてずっと向こうのほうへ行ってしまうものなどがいます。ただ、堤防から河原までは結構な崖のようになっており、Pict0090ヌーが河原まで下りていける場所からは離れたところにしか集まっていません。双眼鏡で何度も覗きましたが、河原に下りることのできるポイントへ近づく気配も見れませんでした。そうこうするうちに雨がポツポツと落ちてきたので、1時間弱待ちましたが、あきらめて帰ることにしました。ジョセフが知り合いのドライバーに話しかけていたので、後で何を話していたのかを聞いたところ、このドライバーのお客さんは朝の10時から待っていたとのことでした。その他にもマラ・セレナ・ホテルの食堂で隣の席になったドイツから来た年配の夫婦もいました。これらの人々を後にしてニコニコ家族はホテルに戻ることにしました。ホテルに戻ると3時頃になっていました。

翌日は7時の出発なので、少しトランプをしたあと、荷造りを全て終えてマラ・セレナ・ホテルでの最後の夕食に向かいました。雨が随分強くなっていて、「乾季といってもこういうこともあるんだなぁ」といったぐらいしっかりと降っていました。

ケニアのホテルでは食事では飲み物だけを別途注文するといPict0114うシステムになっているようですが、お酒があまり得意でないニコニコパパはコーラばかりを注文していました。しかしながら、サファリで最後の夕食だったので、ケニアNo.1ビールのTuskerビールを注文することにしました。Tuskerビールのラベルにはゾウさんの絵が描いてあります。飲んでみるとLagerと書いているにも関らず、結構、すっきりした味でした。

食事をしていると、ニコニコ家族が立ち去ったあともヌーの川渡りを根気強く待っていた年配のドイツ人夫婦に会ったので、川渡りを見られたかどうかを聞いてみました。するとご主人が興奮気味に、「3時間待ったけど、見れたんですよ!!。これまでケニアに来てるけど、見ることができなくて、これを見るためにまた来たんですよ!!。」と話してくれました。横から奥様が「とても経験豊富なドライバーだったんだけど、『今日渡っていないヌーが結構いたので、明日もきっと渡りますよ。』と言ってましたよ。」と教えてくれました。

「あーあ!。もう少しがまんすりゃ良かったな・・・。」とニコニコパパとニコニコママはちょっと後悔してしまいました。

ヌーの川渡りは初日に小規模なものを見ることができたものの、何百頭がどんどん川に飛び込むような大規模なものを見ることは、最後までできませんでした。それでもマサイ・マラは本当に「野生の王国」という言葉がぴったりで、毎日、いろんな新しい発見がありました。初めは、「毎日2回ゲーム・ドライブに出てたら、すぐに飽きるんじゃないかなぁ・・。」と思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。「お勧め図書」の部分で紹介している岩合さんや小倉さんがこの地に魅せられて長期滞在なさったお気持ちが分かるような気がしました。

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9日目(8/25) マサイ・マラ滞在 3日目

<この日の教訓>

肉食獣が草食動物の狩りをするハンティングのシーンは「見れたら超ラッキー」ぐらいの気持ちでいよう。

<本文>Pict0053

この日は朝食を終えてからのゲーム・ドライブです。6:30に食堂に行くと、朝日がとても綺麗でした。

予定通り8:00にホテルを出発し、今回も「ヌーの川渡りを見れる場所」とリクエストをしました。マラ川のほとりに来ると、Pict0060_1昨日と同じくカバやワニがいます。少し遠くのほうでワニが空に向かって大きな口を広げ、50cmぐらいの肉の塊のようなものを飲み込んでいます。小動物を丸のみにしたのかなと思っていましたが、どうやら、ヌーかシマウマの足などのようでした。ワニは捕獲した動物をすぐには食べず、殺してから川べりに置いてふやかしてから、バラバラにして丸のみするらしいのです。

しばらく先に進むと、ヌーとシマウマの大群が川べりまでPict0079_1降りてきています。またもや「今度こそ川渡り」と期待して、川べりに近づきます。ところが、前日と同じように水を飲んだ者から陸に上がり、川を渡る気配は全く見られません。それでも本当にたくさんのヌーとシマウマが川べりに並んで水を飲んでいるところは、壮観です。ワニがいてる川なのにヌーもシマウマもかなり大胆に膝がつかるくらい川の中まで入ってきます。そのくせ、何かの気配を感じると、一斉に陸まで一目散に駆け上がり、川べりはもぬけの殻になります。何も無いことを確認すると、恐る恐る再び川べりに近づき、水を飲み始めます。こうした風景を30分ぐらい見ていたでしょうか、川べりに並んで水を飲んでいたヌーの一群でニコニコ家族の車のほうの一番近くの手前にいるヌーにどこからともなく近づいてきたワニが、一瞬のうちに噛み付きました。脚に噛み付かれたのPict0083で致命傷には至りませんが、ヌーは水中に引きずり込まれていきます。何とか必死に顔を水上に出して抵抗しますが、遂にヌーの体は水中に沈んで見えなくなりました。どこに行ったのだろうかと思って引き続き見ていると、2~3分後、少し下流の川の真ん中にヌーの死体が浮き上がってきました。

一斉に水を飲む姿は壮観でしたが、これ以上待っていても川渡りをする様子が無かったので、その場をあきらめて別のところに進みました。すると、今度は若いオスのライオン2頭が潅木の茂みの中にいました。2頭とも眠っている様子はありませんが、何かを狙っている様子も見られません。ただ、頭を上げて周りを見渡しています。

少し離れたところにヌー、シマウマ、インパラなどがいますが、さすがにライオンの気配を感じており、ライオンのほうをじっと見ています。ケニアに実際に来てみて感じたことは、草食動物達は実にのんびりとしているということです。ライオンやチーターなどの外敵がいるのと同じ草原にいるという意識が全く無いかのようです。よく、アフリカの大自然をテレビなどで特集するときは、どうしてもライオンやチーターが獲物を捕らえるハンティングのシーンなどが中心となってしまいますが、こういうシーンに出会うことは実はあまりありません。ゲーム・ドライブではとても運が良い場合しか、ハンティングをするシーンに出会えないようです。想像するに、ハンティングそのものが短時間で終わってしまうことも去ることながら、圧倒的にたくさんいる草食動物に対して、肉食動物はほんの少ししかいないからだと思います。

「このライオンはハンティングをするつもりは無いのかな?」と思って、その場を離れようとしたときに、1頭のライオンがヌーに狙いを定めて走り出しました。ところが、少し距離があったのか、すぐにヌーたちに気づかれてしまい、ヌーは一目散に逃げ出しました。ライオンはそれほど走るのは速くないので、すぐにあきらめてしまい、ハンティングは失敗に終わりました。

この時点で11:00近くになっていたので、ホテルに戻り16:00スタートの夕方のゲーム・ドライブまで、前日と同じく、トランプ、読書、ブログ原稿作りに励みました。

16:00に再びゲーム・ドライブに出発です。再び「ヌーの川渡りを見たい」とジョセフに告げ、川沿いを走ってもらいましたが、ヌーが川沿いに集まっている場所が見つからず、朝と同じようにワニやカバを見ていました。その後、何匹かのゾウに出会い、午前中にヌーがたくさんいた場所に再び向かいましたが、あれほどたくさんのヌーがひっきりなしに水を飲みに訪れていたのに、午後になると全然いなくなっていました。ヌーの動きはすごくゆっくりしているのですが、「ゆっくり歩いていても時間が経つとこんなに動くんだ・・」と家族みんなで関心していました。午前中はその地点からあまり離れていないところで、オスのライオン2頭に出会い、ヌーのハンティングを失敗したところを見たのですが、再びその近くに行ってみると、朝の2頭のライオンが仕留めたヌーを食べているところに出会いました。午前中は失敗したけど、Pict0109その後がんばったみたいです。近くまで行ってみると、ガリガリ音をたてて肉のついた骨にかぶりついています。ヌーにとっては気の毒ですが、こうした形でアフリカの生態系の歯車が回っていることを実感しました。暫くその場でライオンの夕食を見ていました。家族で暮らしているライオンの場合は、主にメスPict0111_2が狩りをするのですが、家族を持っていない独身のオスの場合は自分で狩りをするようです。図鑑などで見るとライオン、ヒョウ、チーターなどは全て猛獣でたてがみの有無や斑点の有無ぐらいしか違いは分からず、ライオンだけがどうして「百獣の王」と言われるのかよく分かりませんが、実際に見てみると、ライオンはチーターと比べると本当に大きくて、いかにも力が強そうなのが伝わってきて、「百獣の王」という言葉が実感できました。逆にチーターは体は小ぶりで走るのが速いだけあって、体全体がほっそりしていて頭も小さいのですが、それだけにとても洗練された美しさを感じます。

この日も結局ヌーの川渡りを見ることはできませんでしたが、午前中のワニがヌーを襲うところや、午後のライオンの食事といったシーンといったアフリカの生き物の繋がりを実感できた一日でした。

翌日はピクニックをするよとジョセフが言っていたので、ホテルで夕食を済ました後、ピクニック用のお弁当をフロントで注文しました。レッドミール(牛肉)、ブルーミール(鶏肉)、グリーンミール(野菜)の3種類があったので、それぞれ好みのものを頼んで部屋に戻り、明日に備えました。

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2006年9月18日 (月)

8日目(8/24) マサイ・マラ滞在 2日目

<この日の教訓>

特になし。

<本文>

この日は早朝サファリ・ドライブだったので、5:30に起床し朝食は取らずに6:30に出発です。ジョセフはマラ川とは逆の方向に向かいました。ヌーの移動している大群のある方向に車は向かいました。ケニアのマサイ・マラ動物保護区は、タンザニアのセレンゲティ国立公園と完全に繋がっています。この二つを分けるのは人為的に地図上に作られた国境だけです。ここにはヌーが150万頭~200万頭いると言われています。そのヌーの大群がタンザニアのセレンゲティ国立公園から乾季になると餌の草を求めてマサイ・マラに移動してきます。マサイ・マラでひとしきり餌を食べた後、セレンゲティ国立公園に戻るというサイクルを一年を通じて繰り返します。その途上で彼らの行く手を阻むマラ川がマサイ・マラ動物保護区にあるのですが、彼らは勇猛果敢にこの川渡りに臨むのです。このヌーの大群の大移動を英語ではMigrationと表現し、マサイ・マラで売っている公園の地図にもヌーが川をよく渡る場所を「Major Migration Point」と表示されていることもあります。

150万頭とか200万頭とか、どんなものか想像がつきませんが、ヌーが集まっているところにいくと本当に「ヌーだらけ」です。Pict0060アンボセリ国立公園にもたくさんのヌーがいますが、マサイ・マラのヌーの数は桁違いです。黒っぽい色をしているのですが、遠くから見るとアリの行列のようです。「150万頭とか200万頭って一体どうやって数えるんだろう?」と感じてしまいます。これだけの数が至るところにいるわけなので、ヌーの川渡りは一日で終わるはずはなく、いろんなところで何日にも亘って発生しているということが、現地に行くとよく分かりました。

ヌーはシマウマと仲が良く、ヌーの群れとシマウマの群れが一緒になっているところを良く見かけます。一方で、ジョセフによるとゾウはヌーの臭いを嫌うらしく、ヌーのいるところは避けるらしいです。ヌーは結構走るのが速く、時速60kmぐらいで走ります。そこそこのスピードで車を走らせているときにヌーに近づくと、ヌーはすぐには逃げずに、何故か「こいつ何だろう?」といった感じで近寄ってくる車の方向をボッーと見つめています。そして、車がさらに近づいてぶつかりそうになるころになって、漸くいきなり踵を返すように、体を反転させて向こうへ走り出します。ところが、車からそのまま離れていけばいいものを、何故か車と暫く並走し、次に車の前をわざわざ横切って、はじめいたのとは反対側の方向へ走っていくのです。この走って行く姿は本当に滑稽です。

こんな感じで暫く走っていくと高さ1m強で白くててっぺんの尖った部分を切り落とした形をした三角錐のような柱が立っていました。車がその三角錐に近づくと、ジョセフは「車から降りてごらん。」と言ってくれました。てっぺんの平らな部分の真ん中に線が引いてあり、線の片方に「K、1」もう片方に「T、19」と書いています。Kがケニアの頭Pict0074_1文字、Tがタンザニアの頭文字を指しており、真ん中の線は国境を示しています(19と1の番号はよく分かりませんでした)。この柱が2km毎に立っているらしいです。これ以外に国境を示す柵なんかは何にもなく、これを見ていると、「アフリカの国境はヨーロッパ人が勝手に地図の上に作ったんだぁ。」ということが実感できます。

この柱から少し走ったところに小さな水の流れがあり、その流れに沿って木が並んでいます。こういう木の上にヒョウが隠れていることがあるので、ジョセフが探してくれたのですが、結局見つかりませんでした。数あるアフリカの動物の中でも、ライオン、ゾウ、サイ、水牛、ヒョウはビッグ・ファイブと呼ばれています。今回の旅行ではヒョウだけには出会うことができませんでした。

その後、車は草原の中をゆっくりと走りました。途中、ジャッカルに出会いましたが、ジャッカルは臆病者なので、素早く逃げていきました。さらに進んでいくとハゲワシが集まっているところがありました。ハゲワシは通常はところどころにある木のてっぺんでじっとしているのですが、何故か草原のど真ん中に20~30羽も集まっています。Pict0071_1車で近くに寄ってみると、ライオンかなにかが食べ残したヌーの死骸を集団で食べています。ハゲワシはするどい嘴を持っており、また普通のワシとは違って名前が示すように頭に毛が生えていないため、死んだ動物の体の奥まで頭を突っ込んで肉片を引きちぎることができるのです。たくさんのハゲワシが1頭のヌーの死骸に群がって餌の取り合いをしています。なかには羽を目一杯広げて威嚇しているものもいます。羽を一杯に広げると2mもあってとても大きいです。

ハゲワシの集団を後にして暫く進むと、また同じようなハゲワシの集団が見つかりました。再び近づくと、今度も同じようにヌーの死骸が横たわっていましたが、ハイエナがヌーの死骸の上に乗ってPict0082_1一生懸命食べているところを、ハゲワシが隙を見ては横取りを狙っているところでした。ハイエナは「ハイエナのような奴」という表現もされるようにとかく印象の悪い動物ですが、近くで見ると目がくりくりしてなかなかかわいい顔をしています。もっと小さいという印象を持っていましたが、実際に見てみると結構大きな体をしています。ライオンよりも力が強いと言われる顎でライオンの食べ残しでもガリガリとかじって食べていきます。ハイエナってライオンの食べ残しばかりを食べると言われていますが、実は自分でも狩りをすることがあるらしく、時にはハイエナが仕留めた動物をライオンが横取りすることもあるそうです。ハイエナの体型は少し変わっていて、前足から頭は立派なのに、後ろ足は貧弱です。そのためあまり速く走ることができません。かわりに強い顎と消化器官を持っているのでライオンなどの食べ残しで生き残ることができるのですが、そのせいで「ハイエナのような奴」と言われるようになってしまいました。でも、くりくりしたかわいい目をして食べ残しを無駄にしないように一生懸命食べている姿を見たニコニコパパはハイエナのファンになってしまいました。

こうしていると9:00近くになり、この日の早朝ゲーム・ドライブは終了しました。

ホテルに戻り、ゆっくりと朝ごはんをいただきました。夕方16:00スタートのゲーム・ドライブまでは十分時間があったので、トランプ、読書、ブログの原稿作りをして過ごしました。

16:00に再びゲーム・ドライブに出発です。今回は「ヌーの川渡りが見たい。」とジョセフに告げ、マラ川の方向を中心に回ってもらうようにしました。前日、ヌーが川を渡った辺りに行くとヌーが川べりに降りていっているので、川渡りを期待して見に行きました。ところが、川べりまで降りて行くのですが、水を飲んだ者から陸に上がって来た方向に戻っていきます。暫く待っていましたが、全く川を渡る気配がないので、あきらめて他の動物を見に行くことにしました。ヌーやシマウマはたくさんいますが、次によく目にするのはトムソンガゼル・グランツガゼル・インパラ・トピ・エレントなどの鹿の仲間です。時々、イボイノシシやハイエナなどが見つかり、川を覗くとカバがたくさんいます。Pict0003実はカバは結構凶暴らしく、一度、川べりでジョセフが「車から降りていいよ。」と言ってくれたときも「カバには気をつけないといけないよ。」と言っていました。カバはたいていは水の中にいますが、時々陸に上がって草を食べます。通常は夜の間に草を食べて昼間は涼しい川の中にいるらしいのですが・・・。

そうして暫く走っていると、ゾウの集団に出会いました。マサイ・マラではアンボセリほど頻繁にゾウに会うことはありませんが、ときおりゾウの集団にも出会うことができます。このとき出会ったゾウの集団には生まれてそれほど日が経っていないと思われる子ゾウがいました。Pict0011アンボセリでも子ゾウを見ることがありましたが、この時見た子ゾウはもっと小さくてかわいかったです。生まれたてでも100kgを超す体重があるので、この子ゾウも200kgぐらいの体重はあるのでしょうが、大きなもので6トンにもなる親ゾウに囲まれているととてもかわいかったです。

ゾウを後にすると、今度はオスの若いライオンを見つけました。若いオスライオンはメスのいるような集団に属することはなく、Pict0017一人でいたり、同じような境遇のオスライオンでグループを形成することが多いらしいです。オスライオンはたてがみがありますが、若いうちはそれほど長くないので、パッと見るとすぐにはオスかメスかが分かりません。このオスライオンもそういった感じのライオンでした。

東京都にある多摩動物園ではライオンバスというバスがあり、このバスは外側の窓のところにライオンの餌となる肉片をつけてライオンのいるエリアに入っていきます。そうするとライオンはバスに寄って来て窓のところにつけてある肉片を食べていきます。ライオンが近寄って肉片を食べていくのは結構迫力があります。ニコニコ家族のみんなもこのライオンバスに乗った経験があるので、「アフリカのライオンも同じように人が近寄ると食べに来るんだろうか・・・。」と思っていました。だから、「車高が2mぐらいあるとは言っても、天井が大きく開いている車に乗って大丈夫かなぁ?」と心配していました。ところが、ニコニコ家族の乗った車はこれでもマシで、なかには車体の側面に窓の付いていないジープタイプの4WD車もあります。そんな車に乗っている人は、地面から1mぐらいのところで窓も無く全開となっており、「ライオンが飛び込んできたらすぐにガブリとやられてしまうんじゃないか?」と感じてしまうほどです。でも、ライオンは人間には目もくれません。Pict0018_1この若いオスライオンも5mくらいしか離れていないところで見ていましたが、車を気にすることなく自分のペースで悠然と水のあるほうに歩いていきました。このライオンは狩りをする気はなさそうだったので、ニコニコ家族もその場を離れ、そろそろ日が傾きかけてきたのでホテルに戻ることにしました。ホテルに戻る途中、チータの親子がいるという情報が入りました。既にたくさんの車が輪になって終結している真ん中の土の盛り上がったところにチーターの親子がたたずんでいました。前の日にみた赤ちゃんチーターよりも大きめの子供たちが5頭いました。Pict0044_3

その後、ホテルに向かいましたが、夕日がとても綺麗でした。ホテルで夕食を済まし、翌日に備えました。

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2006年9月17日 (日)

お薦め書籍

今回の旅行で参考にした書籍は下記の通りです。

1. 地球の歩き方(東アフリカ)

ガイドブックとして必要な情報はほぼ網羅されています。

Book 東アフリカ〈2006~2007年版〉タンザニア・ケニア・エチオピア・ウガンダ

販売元:ダイヤモンドビッグ社
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2. 生きもののおきて

動物写真家 岩合光昭さんのフォトエッセイ集です。ケニアに行く前は、「ふーん、そうなのか・・・」といった感じで、少しピンと来ないこともありますが、実際にケニアに言ってみると「確かにそうだよな・・・。」と感じることが多々あります。

生きもののおきて Book 生きもののおきて

著者:岩合 光昭
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

3. フィールドガイド・アフリカ野生動物

簡単に言うと「ポケット 動物図鑑」です。写真と解説が充実しており、サファリで見た動物のところを読んでみると面白いです。著者は、「沈まぬ太陽」の主人公のモデルとなった方です。

フィールドガイド・アフリカ野生動物―サファリを楽しむために Book フィールドガイド・アフリカ野生動物―サファリを楽しむために

著者:小倉 寛太郎
販売元:講談社
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4. 沈まぬ太陽(1)

「フィールドガイド・アフリカ野生動物」の著者の小倉寛太郎さんが主人公のモデルとなっている山崎豊子作の小説です。航空会社のケニア支店勤務の主人公の描写を通じてケニアの生活、サファリの様子なども伝わってきます。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) Book 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
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5. 沈まぬ太陽(2)

沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) Book 沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

6. 沈まぬ太陽(3)

沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 Book 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

7. 沈まぬ太陽(4)

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) Book 沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

8. 沈まぬ太陽(5)

沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) Book 沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006年9月16日 (土)

7日目(8/23) ナクル湖からマサイ・マラへ

<この日の教訓>

  1. Lake Nakuru Lodgeの朝ごはんは定刻の6:30より前から開いている。
  2. マサイ・マラ動物保護区はとても広く、ゲートをくぐってからホテルに到着するまで結構距離がある。ヌーの川渡りを見たい人は、マラ川に近いホテルを選ぼう。
  3. ヌーの川渡りは何日もいろんなところで発生している(一日で全て終わるわけではない)。

<本文>

7:00の出発に備えて5:00過ぎに起床し、荷造りを完了してから6:00過ぎに食堂へ。朝食を済まして予定の7:00にLake Nakuru Lodgeを出発し、マサイ・マラ動物保護区に向かいました。車はナクル湖脇の東の道路を北に向かいます。湖を左の方向に見ながら進むとあちこちでフラミンゴが餌をついばんでいます。そうして進んでいるとジョセフが湖の手前の林の方向を指して「クロサイがいる。」と教えてくれました。車から50mほど湖よりのところに木の葉か実を食べているクロサイが2頭いました。クロサイと言っても色はシロサイと変わらないので素人にはよく分かりません。ジョセフによると、クロサイはシロサイとは違って危険で、自動車にも突進してくることがあるので、車を止めて見ることはできないとのことでした。どうも、目が悪いらしく、外敵らしいものが近づいてくると、まずは突進して倒してから敵かどうかを確かめるらしいのです。

ケニア第3の都市ナクルの朝の町を車が通り過ぎて行きます。丁度、朝のラッシュの時間なので、仕事や学校に向かう車、自転車、徒歩の人たちが、あちらこちらにいます。ナクルの町を出て、暫く走ったところで南に折れマサイ・マラを目指しました。ここからマサイ・マラまでは300km弱で休憩も入れて約6時間の行程です。

途中から舗装した道路から赤い土の道路に変わり、車は山地の農村地帯に入っていきました。この当りはナクル湖と同じように一年Pict0001_1 中適度に雨が降るようであり、緑が多く紅茶、とうもろこしなどの農産物が栽培されています。運転していると時々道沿いにいる子供たちが車に手を振ってくれます。道路の状態はあまりよくないので、あまり車のスピードは出ません。途中で舗装した道路が始まり、10:00頃にNarok(ナロク)に到着しました。ここで給油して少しマサイ・マラ方面に向かったところで、 お土産屋さんでトイレ休憩です。トイレを済ましたあと、Pict0155_1お土産屋さんで興味がてらに品定めをしていると、アンボセリからナイロビの途中のお土産屋さんと同じように店員が寄ってきて「たくさん買ってくれたらいい値段だすからね。」と言ってきます。石でできたイボイノシシの10cmほどの置物、同じく石でできた10cmほどのサイの置物、黒檀(Ebony)で出来た10cmほどのライオンの置物を選んだところで、値段を出してもらうと何と6,000シリング(=約1万円)!!。「話にならない。交渉する気にもならない。」と言って品物を置こうとすると「どんな値段だったら買う?」と言ってくるので、「500シリング」と回答。「それは安すぎる。じゃあ4,500シリング」と、押し問答が始まり、「800シリング以上は出せない。」と言って車のほうに行くと、店員もあきらめ今回の交渉は不成立となりました。なんという吹っかけだ!!。

再び車に乗ってマサイ・マラに向けて出発。暫く行ったところに立看板があり、「Mara Serena Hotel 150km」という表示が出てきました。実はここを基点に二つの経路があり、ジョセフの選んだルートは距離が長いほうのルートなのですが、途中からマサイ・マラ動物保護区に入って、ホテルまでの行程で動物に会うチャンスもあるほうでした。

Narokの町に入る少し前から始まった舗装された道路が途切れ、周りはすっかり緑豊かな景色から薄茶色で木々の少ない景色に変わっています。砂埃の舞い上がる道を車は進みます。時折、道の状態が悪いところに出くわすと、車もスピードを落としガッタンゴットンと前後左右にゆっくり大きく揺れながら進んでいきます。丁度12:00頃にマサイ・マラ動物保護区のゲートに到着。「そろそろホテルか・・・」と思いきや、「Mara Serena Hotel 68km」という表示が目に入り、ジョセフが「あと1時間半ぐらいかなぁ・・・」と笑って言っています。

マサイ・マラ動物保護区はとにかく広いです。アンボセリ国立公園の面積は約400平方キロ(*)ですが、マサイ・マラ動物保護区は約2,000平方キロもあり、大阪府と同じくらいの面積があるそうです。また、マサイ・マラ動物保護区はタンザニアとの国境の南にあるセレンゲティー国立公園と物理的には一体となっています。セレンゲティ国立公園の面積は15,000平方キロ弱であり、これは東京・千葉・神奈川・埼玉を合わせた面積よりも広いそうです。マサイ・マラ動物保護区にはところどころ高台になっているところがあり、そこからの眺めは「どこまでもつながるサバンナ」といった感じです。

*・・・かつては3200平方キロだったそうですが、温暖化の影響などで草の生えている地域が減って、今では動物のいる地域の面積はこうなっているようです。

こんなサバンナの中の道を車は進みますが、ジョセフは持ち前のサービス精神で無線で動物の情報を仕入れながら運転です。保護区に入るとやはりまず目に入ってくるのは、草食動物です。アンボセリとは比較にならないほどたくさんのヌーがいます。どこにでもいるというわけではありませんが、いるところには本当に数え切れないぐらいたくさんいます。車が走っている地域が川の北側だったので、ニコニコママは「もう川を渡ったんだ・・・」と残念そうな表情をしていました。実はニコニコパパもニコニコママもヌーは一日でどっと川を渡ってしまい、その一日を逃してしまうとダメだと思っていましたが、実は複数の場所で何日にも亘って、いろんなヌーの集団が川渡りをするので、チャンスは何度でもあることが後でわかりました。

そうこうしているうちに「チーターがいるらしい。」との情報をジョセフは仕入れ、道を逸れてサバンナの草原の中に車が入っていきました。アンボセリでは指定された道路から車は外れることがでPict0018 きないようでしたが、マサイ・マラではそういう制限はない(少ない?)ようであり、サバンナの草原の中をどんどん走っていきます。高台にポツンと立っている木のところにすでにバンが到着しており、ジョセフは「あそこにいるらしい」と教えてくれます。その場所に行ってみると5頭のチーターの集団が木陰で寝そべっています。アンボセリでは数百メートルも離れたところでしか目にすることができなかったチーターがほんの5mほど先のところで5頭も寝そべっている姿に出会うことができ、家族全員大感激。ニコニコママは一眼レフのシャッターを何回も切り、ニコニコパパはビデオカメラを回し、ニコニコ長女とニコニコ次女は交代でデジカメのシャッターを何回も切りました。 Pict0024_1Pict0022_1

そこから離れると今度は「ライオンがいる」との情報が入りました。暫くいくと今度は小さな水の流れのそばの木陰にメスのライオンが1頭休憩していました。Pict0029

その後、通常の車道に戻り、ホテルの方向に向かいました。途中、キ リンなどにも出会い、マラ川に掛かる橋を渡るときにはカバをたくさん見ることができました。

もうそろそろホテルというところに来たところで、道の端っこにチーターが立っていました。車を止めてみていると、ジョセフが「赤ちゃんのチーターがいるよ。」と興奮気味に教えてくれました。ちPict0040_2 ょうどサバンナの草むらと道路の切れ目のところから3頭のチータの赤ちゃんが顔をのぞかせています。生後数週間程度の赤ちゃんでとてもかわいい顔をしていますが、すぐに草むらの中に隠れてしまい、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。ジョセフもこんな小さなチーターの赤ちゃんに出会うのは半年振りくらいらしく、しきりにラッキーを連発していました。

それから再びホテルに向かい、ホテルには14:00ころに到着しました。長旅の後なので、「16:00からのゲーム・ドライブは少しきつPict0037_3 いな・・・」と思っていると、ジョセフは「今日は、17:00スタートで短めのゲーム・ドライブにしよう。」と言ってくれました。やっぱり、自由旅行はこんな感じで融通が利くので子連れの家族旅行には助かることが多いです。

ホテルにチェックインし、すぐに昼ごはんを済まし、ゲーム・ドライブまでの間しばしの休憩を取りました。Pict0034Pict0039_1

Mara Serena Hotelは高台に位置し、斜面を使ったレイアウトになっています。周りの自然にまっちするように土壁風の黄土色の個室が並んでいます。写真だけ見ると「中も土塀か?大丈夫?」という印象を持ってしまいそうですが、中はとても綺麗で快適な個室になっています。例のごとくプールがあり、プールサイドからは「果てしないサバンナ」の景観が広がっています。マラ川にも近く、ヌーの川渡りを見たい人にはロケーションとしては文句なしです。

17:00に予定通りゲーム・ドライブに出発し、ジョセフには 「ヌーの川渡りが見たいんだよね・・・」と言いました。ホテルを出て暫くすると、先ほどのチーター親子に再び出会いました。その後、マラ川の方向に下っていきました。マラ川の堤まで来て車を止めると、Pict0044_1Pict0054_1 カバやワニがいろんなところにいます。カバは川の中に体を沈め、目・鼻・耳だけを水面に出しています。ときどき、大きな声を出したり、鯨の潮吹きのようにブファッと水を噴き上げたりします。一方、ワニの多くは河原で寝そべってじっとしていますが、なかには川に入って目と鼻を出しているものもいます。

少し川沿いにそって走ると20~30匹のヌーの集団が川沿いで水を飲んでいました。ジョセフは「もっとたくさん集まってこないと川渡りはしないと思うな~。」と言いましたが、少し待ってみることにしました。先に来ていたヨーロッパ人の若者達があきらめてそPict0052_2Pict0047Pict0045_1の場を立ち去りましたが、もう少し我慢していると、1頭のヌーが川を渡り始めました。そのヌーに続いて、1頭、1頭と集団の全てのヌーが川を渡り始めました。少し下流にワニがいましたが、1頭もワニに襲われることも溺れることもなく、全員渡り終えました。ジョセフはしきりに「ヌーを見たいと思っていったら、すぐに見れて、本当にラッキーだ。」と言っていました。

それからホテルに戻り、夕食にしました。夕食はコースとバイPict0058キングのいずれかを選ぶことができます。コースのメインは肉・魚など3種類の中から選ぶことができます。写真はオードブルです。 夕食を済まし、翌日の早朝ゲーム・ドライブに備えて9:30頃に就寝しました。マラ・セレナは、アンボセリ・セレナのように夜中に電気が切れることもなく、シャワーの水圧も十分でした。

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6日目(8/22) ナクル湖に滞在

<この日の教訓>

  1. Lake Nakuru Lodgeでシャワーのお湯が冷たくなったら、暫く時間をおこう。
  2. ナクル湖では星を見よう。
  3. トイレが気になる人はピクニックは止めておいたほうがいいかもしれない。

<本文>

前日、ジョセフからは「朝8時スタートでピクニックに行く。」と言われていたので、5:30に起床し、食堂に向かいました。前日食堂に行ったときはもう夜だったので気づきませんでしたが、Lake Nakuru Lodgeは小高い丘の上にあり、とても眺めがよく、少し遠めになってしまいますが、ナクル湖を一望できます。また、食堂の先にはテラスのようなスペースがあり、高さ1m弱の塀がありますが、その先には手付かずの自然が広がっていPict0067ます。ほんの30~40m先でインパラ、水牛、ヒヒなどの動物が朝ごはんを食べています。アンボセリセレナではホテルは鉄で出来た囲いか沼で外界とは遮断されていましたが、このロッジはもっと自然を身近に感じます。朝方、ロッジの天井からガタガタと音がしたのですが、ヒヒが屋根の上を走っていたようです。ナクル湖にはゾウがいないので、大きな囲いをする必要がないみたいです。

いつも通りのバイキング形式の朝ごはんを終え、レセプションでお弁当(*)を受け取り、ピクニックに出発しました。

*・・前日に予約しておくと用意してくれます。肉類が嫌なかたはその旨伝えておくと対応してくれます。

Lakenakuru_map

ナクル湖国立公園は湖とフラミンゴが注目されがちですが、湖の南側の丘の向こうにも公園は広がっており、こちらにもいろいろな動物がいます。ツアーのプログラムを見ているとナクル湖では一泊だけして1日目の午後と2日目の午前にゲーム・ドライブをして次の場所に移動というものが多いのですが、自由にスケジュールを組んだニコニコ家族では移動の連続による疲労を考慮してナクル湖にも2泊することにしましたので、通常のツアーよりもゆっくりとナクル湖国立公園のより広い地域を回ることができました。

ナクル湖国立公園には、ゾウやヌーはいませんが、アンボセリやマサイ・マラと違って、フラミンゴをはじめとするいろいろな鳥がいます。小さいうえに動きが早いので写真を撮ることはあまりできませんでしたが、他の二つの国立公園とは違った趣があります。また、こちらにいるキリンはアンボセリやマサイ・マラにいるマサイ・キリンとは違い、日本の動物園によくいるアミメキリンです(「日本の動物園で見れるからマサイキリンが見れたら十分じゃん!」というご意見もあるかもしれませんが・・・)。

湖の裏側は緑が豊富でたくさんの木々や草が生い茂っています。水牛、シマウマ、イボイノシシなどの動物に出会います。ジョセフによると、「こちら側にはゲーム・ドライブの車が入ってくることが少ないので、水牛は『珍しい奴』と思ってずっとこっちを見るんだよ。」と教えてくれました。確かに、アンボセリでは水牛たちは車には無関心で草を食べていたように思います。

暫くあちこちをゆっくりしたスピードで回ったあと、ジョセフが高台を指して「あそこにライオンがいたという噂があるので、探しに行こう。」と高さ20mぐらいの高台に車を向けました。ゆっくりライPict0078オンを探しながら、車が坂を登っていきます。「いなかったなぁ・・ ・」と一同に思っていたところ、木の陰にオスのライオンが首を上げた姿勢で横たわっていました。車からは10mぐらいのところでしょうか?。アンボセリで見たライオンよりも目鼻立ちがすっきりしたライオンでした。ジョセフのサービスPict0071精神と経験に感謝して、車は湖方面に向かいました。この当りは大地溝帯を感じさせる岩の絶壁が間近に迫っており、風景も結構面白いです。

そんなことを考えながら車に乗っていると数頭のサイのグルーPict0082プに出会いました。こちらもシロサイであり、地面に寝そべっていたり、草を食べたりしています。一組の親子がいて、子供が親に寄り添う姿はとても微笑ましかったです。

車は再びナクル湖の湖畔へと進み、前日の夕方と同じく車から降りてフラミンゴを観察します。ケニアに来る前、さだまさしの「風に立つライオン」という曲の歌詞にある「100万羽のフラミンゴが一斉に飛び発つ時 暗くなる空・・・」という一節を耳にしていたニコニコパパは、この光景に出会えるのを今回の旅行の中でとても楽しみにしていたのですが、フラミンゴはなかなか飛んでくれないんですね・・・。ときおり、あちこちで20羽ぐらいが飛ぶんですが、「100万羽が一斉に・・・」なんてことは・・・。フラミンゴはあちこちで湖にあるプランクトンや小さい虫をのんびりとついばんでいます。確かに、餌が目の前にあるんだから何も無理して飛ぶ必要はないんですね・・・。それは理屈では分かるのですが、やっぱり残念な気持ちは拭いきれず、ニコニコパパは陸に上がっているフラミンゴの一群に向かって走っていくことにしました。そうすると50羽Pict0094 ぐらいでしょうか、フラミンゴの一団が空に舞い上がり、湖の方向に200mぐらい飛んで行きました。この間、ニコニコママにフラミンゴが飛んでいるところを写真に撮ってもらいましたが、「暗くなる空・・・」なんてことは起こりませんでした。フラミンゴさん、驚かしてごめんなさい。

その後、車は湖を一望できるビューポイントを目指して進みました。このビューポイントはBaboon Cliff Lookoutという名前ですが、日本語に訳すと「ヒヒの崖展望台」となります。ビューポイントに到着Pict0104するとナクル湖が眼下に広がっており、ところどころにピンクの斑点が見えます。ところで、フラミンゴのピンク色は、食べ物からそうなるそうです。ナクル湖は塩水の湖であり、そこに生息するフラミンゴの食べ物のプランクトンはカロチンを含んでいるのだそうです。カロチンってニンジンの色のもとになっている栄養素ですが、そのカロチンのせいでフラミンゴはピンク色になっているらしいです。

展望台での一望を終えたあと、お弁当を食べるためのPict0111_1ピクニックサイトを目指して進みました。ナクル湖は頻繁に雨が降るので、道路のあちこちに水溜りがあります。ある大きな水溜りに差し掛かった瞬間、「ガン」と音がして、車が動かなくなりました。どうやら、水溜りで見えなかった石に乗り上げたようです。

ジョセフは無線で、付近を走っているだろう車に救助を求めました。この手のことはよくあるらしく、なんら慌てる様子も無く、「あーあ、ちょっとやっちゃったなぁ・・・」といった感じです。

10分ぐらいすると大きめの4WDのジープタイプの車がやってきて、牽引してくれました。車は難なく水溜りから脱出し、その後ピクニック・サイトに到着しました。簡単なトイレとベンチがあるだけの広場であり、回りは木に囲まれています。ところどころに木陰があり、ニコニコ家族が到着したときには、別の旅行者を乗せた車一台が同じようにランチをしていました。

Lake Nakuru Lodgeで用意してもらったお弁当をみんなで食Pict0113_2べました。お弁当の中身は、サンドイッチ、鳥の足を焼いたもの、りんご、バナナ、パッションフルーツ、ジュース、チーズなどです。木陰に近いベンチでお弁当を広げました。

お弁当終了後、ナクル湖の北東にあるピクニックサイトからナクル湖を時計回りに回って湖の南西にあるLake Nakuru Lodgeへ向かいました。土の道でところどころデコボコがあり、車はゆっくりと走りますがゆっくりと結構大きく揺れます。にもかかわらず、睡魔に襲われたニコニコパパは帰りの行程をほとんど眠ってしまいました。後でニコニコママから、「ジョセフが鳥や動物を見つけて話そうとしてたけど、眠ってるのを見てやめちゃったよ。ちょっと気の毒だったよ。」と聞かされました。ジョセフごめんなさい。

Lake Nakuru Lodgeには14:00頃に到着しました。この日はその後Pict0116は特に何も予定は入っていません。Lodgeの敷地外に出ることは禁止されているので、Lodge内で過ごすことになります。今回の旅行で宿泊した全てのホテルにはこうした宿泊客のためのプールがありましたが、ニコニコ家族は水着一式を持っていましたが結局プールには入らずじまいでした。プールの手前にあるテラスでトランプをして過ごしました。日頃家族全員でトランプをすることはあまりないので、夕食が始まる19:30までの間、ほとんどトランプでした。

翌日は7:00発でマサイ・マラに向かうことになっていたので、この日は早く就寝することにし、夕食の前にシャワーを浴びておくことにしました。家族で順番にシャワーを浴びていましたが、最後のニコニコママの順番になったときお湯が出なくなりました。恐らくお湯を出しすぎて、タンクの中のお湯がなくなったのでしょう。こんな場合は、タンクにお湯が貯まるまで待たないといけないので、ニコニコママは夕食後にシャワーを浴びることになりました。夕食後にこうなっていたら、就寝時間が遅くなって大変でしたが、早めに発覚したので良かったです。

19:30に夕食に向かい、夕食終了後に星を見るためにプールサイドに出ました。前日は空が雲に覆われていたのですが、この日の夜は雲も無く星がとても綺麗に見えました。赤道より少し南にあるため、北極星が見えません。逆に南十字星が見えます。ニコニコママが用意していた南半球の星座表を見ながら、北半球では見ることのできない南十字星などを探しました。空気が綺麗なこと、明かりが無いこと、標高が高いこと(約1,700m)の三拍子がそろっており、たくさんの星がとても綺麗に見えます。それに加えて、天の川が見えるんですよね。黒い部分のなかに少しだけ白みがかった色をしている部分があり、まさにMilky Wayという感じでした。誰もいないプールサイドで4人が外に出て上を見上げている姿は、この空に慣れているケニアの人たちには滑稽だったらしく、近くを通ったホテルの従業員が何人も「何してるの?」と聞きに来て、星座表を覗き込んでいきました。

部屋に戻ってニコニコママがシャワーの栓をひねるとお湯が出てきて、ひと安心。21:00過ぎに就寝しました。

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