7日目(8/23) ナクル湖からマサイ・マラへ
<この日の教訓>
- Lake Nakuru Lodgeの朝ごはんは定刻の6:30より前から開いている。
- マサイ・マラ動物保護区はとても広く、ゲートをくぐってからホテルに到着するまで結構距離がある。ヌーの川渡りを見たい人は、マラ川に近いホテルを選ぼう。
- ヌーの川渡りは何日もいろんなところで発生している(一日で全て終わるわけではない)。
<本文>
7:00の出発に備えて5:00過ぎに起床し、荷造りを完了してから6:00過ぎに食堂へ。朝食を済まして予定の7:00にLake Nakuru Lodgeを出発し、マサイ・マラ動物保護区に向かいました。車はナクル湖脇の東の道路を北に向かいます。湖を左の方向に見ながら進むとあちこちでフラミンゴが餌をついばんでいます。そうして進んでいるとジョセフが湖の手前の林の方向を指して「クロサイがいる。」と教えてくれました。車から50mほど湖よりのところに木の葉か実を食べているクロサイが2頭いました。クロサイと言っても色はシロサイと変わらないので素人にはよく分かりません。ジョセフによると、クロサイはシロサイとは違って危険で、自動車にも突進してくることがあるので、車を止めて見ることはできないとのことでした。どうも、目が悪いらしく、外敵らしいものが近づいてくると、まずは突進して倒してから敵かどうかを確かめるらしいのです。
ケニア第3の都市ナクルの朝の町を車が通り過ぎて行きます。丁度、朝のラッシュの時間なので、仕事や学校に向かう車、自転車、徒歩の人たちが、あちらこちらにいます。ナクルの町を出て、暫く走ったところで南に折れマサイ・マラを目指しました。ここからマサイ・マラまでは300km弱で休憩も入れて約6時間の行程です。
途中から舗装した道路から赤い土の道路に変わり、車は山地の農村地帯に入っていきました。この当りはナクル湖と同じように一年 中適度に雨が降るようであり、緑が多く紅茶、とうもろこしなどの農産物が栽培されています。運転していると時々道沿いにいる子供たちが車に手を振ってくれます。道路の状態はあまりよくないので、あまり車のスピードは出ません。途中で舗装した道路が始まり、10:00頃にNarok(ナロク)に到着しました。ここで給油して少しマサイ・マラ方面に向かったところで、 お土産屋さんでトイレ休憩です。トイレを済ましたあと、
お土産屋さんで興味がてらに品定めをしていると、アンボセリからナイロビの途中のお土産屋さんと同じように店員が寄ってきて「たくさん買ってくれたらいい値段だすからね。」と言ってきます。石でできたイボイノシシの10cmほどの置物、同じく石でできた10cmほどのサイの置物、黒檀(Ebony)で出来た10cmほどのライオンの置物を選んだところで、値段を出してもらうと何と6,000シリング(=約1万円)!!。「話にならない。交渉する気にもならない。」と言って品物を置こうとすると「どんな値段だったら買う?」と言ってくるので、「500シリング」と回答。「それは安すぎる。じゃあ4,500シリング」と、押し問答が始まり、「800シリング以上は出せない。」と言って車のほうに行くと、店員もあきらめ今回の交渉は不成立となりました。なんという吹っかけだ!!。
再び車に乗ってマサイ・マラに向けて出発。暫く行ったところに立看板があり、「Mara Serena Hotel 150km」という表示が出てきました。実はここを基点に二つの経路があり、ジョセフの選んだルートは距離が長いほうのルートなのですが、途中からマサイ・マラ動物保護区に入って、ホテルまでの行程で動物に会うチャンスもあるほうでした。
Narokの町に入る少し前から始まった舗装された道路が途切れ、周りはすっかり緑豊かな景色から薄茶色で木々の少ない景色に変わっています。砂埃の舞い上がる道を車は進みます。時折、道の状態が悪いところに出くわすと、車もスピードを落としガッタンゴットンと前後左右にゆっくり大きく揺れながら進んでいきます。丁度12:00頃にマサイ・マラ動物保護区のゲートに到着。「そろそろホテルか・・・」と思いきや、「Mara Serena Hotel 68km」という表示が目に入り、ジョセフが「あと1時間半ぐらいかなぁ・・・」と笑って言っています。
マサイ・マラ動物保護区はとにかく広いです。アンボセリ国立公園の面積は約400平方キロ(*)ですが、マサイ・マラ動物保護区は約2,000平方キロもあり、大阪府と同じくらいの面積があるそうです。また、マサイ・マラ動物保護区はタンザニアとの国境の南にあるセレンゲティー国立公園と物理的には一体となっています。セレンゲティ国立公園の面積は15,000平方キロ弱であり、これは東京・千葉・神奈川・埼玉を合わせた面積よりも広いそうです。マサイ・マラ動物保護区にはところどころ高台になっているところがあり、そこからの眺めは「どこまでもつながるサバンナ」といった感じです。
*・・・かつては3200平方キロだったそうですが、温暖化の影響などで草の生えている地域が減って、今では動物のいる地域の面積はこうなっているようです。
こんなサバンナの中の道を車は進みますが、ジョセフは持ち前のサービス精神で無線で動物の情報を仕入れながら運転です。保護区に入るとやはりまず目に入ってくるのは、草食動物です。アンボセリとは比較にならないほどたくさんのヌーがいます。どこにでもいるというわけではありませんが、いるところには本当に数え切れないぐらいたくさんいます。車が走っている地域が川の北側だったので、ニコニコママは「もう川を渡ったんだ・・・」と残念そうな表情をしていました。実はニコニコパパもニコニコママもヌーは一日でどっと川を渡ってしまい、その一日を逃してしまうとダメだと思っていましたが、実は複数の場所で何日にも亘って、いろんなヌーの集団が川渡りをするので、チャンスは何度でもあることが後でわかりました。
そうこうしているうちに「チーターがいるらしい。」との情報をジョセフは仕入れ、道を逸れてサバンナの草原の中に車が入っていきました。アンボセリでは指定された道路から車は外れることがで きないようでしたが、マサイ・マラではそういう制限はない(少ない?)ようであり、サバンナの草原の中をどんどん走っていきます。高台にポツンと立っている木のところにすでにバンが到着しており、ジョセフは「あそこにいるらしい」と教えてくれます。その場所に行ってみると5頭のチーターの集団が木陰で寝そべっています。アンボセリでは数百メートルも離れたところでしか目にすることができなかったチーターがほんの5mほど先のところで5頭も寝そべっている姿に出会うことができ、家族全員大感激。ニコニコママは一眼レフのシャッターを何回も切り、ニコニコパパはビデオカメラを回し、ニコニコ長女とニコニコ次女は交代でデジカメのシャッターを何回も切りました。
そこから離れると今度は「ライオンがいる」との情報が入りました。暫くいくと今度は小さな水の流れのそばの木陰にメスのライオンが1頭休憩していました。
その後、通常の車道に戻り、ホテルの方向に向かいました。途中、キ リンなどにも出会い、マラ川に掛かる橋を渡るときにはカバをたくさん見ることができました。
もうそろそろホテルというところに来たところで、道の端っこにチーターが立っていました。車を止めてみていると、ジョセフが「赤ちゃんのチーターがいるよ。」と興奮気味に教えてくれました。ち ょうどサバンナの草むらと道路の切れ目のところから3頭のチータの赤ちゃんが顔をのぞかせています。生後数週間程度の赤ちゃんでとてもかわいい顔をしていますが、すぐに草むらの中に隠れてしまい、残念ながら写真を撮ることはできませんでした。ジョセフもこんな小さなチーターの赤ちゃんに出会うのは半年振りくらいらしく、しきりにラッキーを連発していました。
それから再びホテルに向かい、ホテルには14:00ころに到着しました。長旅の後なので、「16:00からのゲーム・ドライブは少しきつ いな・・・」と思っていると、ジョセフは「今日は、17:00スタートで短めのゲーム・ドライブにしよう。」と言ってくれました。やっぱり、自由旅行はこんな感じで融通が利くので子連れの家族旅行には助かることが多いです。
ホテルにチェックインし、すぐに昼ごはんを済まし、ゲーム・ドライブまでの間しばしの休憩を取りました。
Mara Serena Hotelは高台に位置し、斜面を使ったレイアウトになっています。周りの自然にまっちするように土壁風の黄土色の個室が並んでいます。写真だけ見ると「中も土塀か?大丈夫?」という印象を持ってしまいそうですが、中はとても綺麗で快適な個室になっています。例のごとくプールがあり、プールサイドからは「果てしないサバンナ」の景観が広がっています。マラ川にも近く、ヌーの川渡りを見たい人にはロケーションとしては文句なしです。
17:00に予定通りゲーム・ドライブに出発し、ジョセフには 「ヌーの川渡りが見たいんだよね・・・」と言いました。ホテルを出て暫くすると、先ほどのチーター親子に再び出会いました。その後、マラ川の方向に下っていきました。マラ川の堤まで来て車を止めると、 カバやワニがいろんなところにいます。カバは川の中に体を沈め、目・鼻・耳だけを水面に出しています。ときどき、大きな声を出したり、鯨の潮吹きのようにブファッと水を噴き上げたりします。一方、ワニの多くは河原で寝そべってじっとしていますが、なかには川に入って目と鼻を出しているものもいます。
少し川沿いにそって走ると20~30匹のヌーの集団が川沿いで水を飲んでいました。ジョセフは「もっとたくさん集まってこないと川渡りはしないと思うな~。」と言いましたが、少し待ってみることにしました。先に来ていたヨーロッパ人の若者達があきらめてその場を立ち去りましたが、もう少し我慢していると、1頭のヌーが川を渡り始めました。そのヌーに続いて、1頭、1頭と集団の全てのヌーが川を渡り始めました。少し下流にワニがいましたが、1頭もワニに襲われることも溺れることもなく、全員渡り終えました。ジョセフはしきりに「ヌーを見たいと思っていったら、すぐに見れて、本当にラッキーだ。」と言っていました。
それからホテルに戻り、夕食にしました。夕食はコースとバイキングのいずれかを選ぶことができます。コースのメインは肉・魚など3種類の中から選ぶことができます。写真はオードブルです。 夕食を済まし、翌日の早朝ゲーム・ドライブに備えて9:30頃に就寝しました。マラ・セレナは、アンボセリ・セレナのように夜中に電気が切れることもなく、シャワーの水圧も十分でした。
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