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2006年10月 9日 (月)

12日目(8/28) ナイロビからドーハへ

<この日の教訓>

  1. ケニアのお土産は空港免税店がベスト。
  2. 空港免税店での買い物の際は計算の間違いがないかをチェックしよう。
  3. カタールで飛行機から降りるときは、タラップ上で次のバスを待つことのないよう、タイミングをうまく見図ろう。
  4. カタールへの入国ビザは空港で手配できる。
  5. ドーハでは12:00から16:00まではお店は閉まっている(出回らずにホテルでゆっくり過ごそう)。
  6. ドーハのショッピングセンターはファミリーデイ(男性のみの入店禁止日)などがあるらしいので事前によく調べておこう。
  7. 中東へ行くときはラマダンの月かどうかをよく調べておこう。
  8. カタールはイスラムの国としては比較的寛容だが、やっぱりイスラムの国にいるという意識は持っておこう。

<本文>

飛行機が7:00出発なので、5:00の空港到着を目標に4:00に起床。4:30にロビーに行くと、前日の約束通り、ジョセフが既に到着していました。ケニアに到着した時の車の中では、ジョセフが「ケニアはポレポレとハクナマタタの国だよ。」と言っていました。ポレポレとは「ゆっくり、ゆっくり」、ハクナマタタとは「問題ない(なんとかなるさ)」という意味であり、いかにも大自然の恵みのなかではぐくまれた大らかな文化を象徴しています。当初は、こうした大らかな文化から時間に対する意識などもいい加減なのかと思っていました。

かつてエジプトに行ったときに、買い物をしても正確なつり銭を渡されることはなく、「端数は適当」という感じだったので、「ケニアもそんな感じで、いろんなことについていい加減なんだろうなぁ。」と思っていましたが、ジョセフはこれまでの旅行中もいつも時間をしっかり守ってくれていたので、先入観を持っていたことを反省しました。そういえば、前日のスーパーでの買い物のときも、お釣りは端数もきっちり渡してくれたので、「アフリカ諸国を十把一絡げに考えてはいけないんだなぁ。」と改めて感じていました。アメリカ人なんかが、日本、中国、韓国、台湾を全部同じように考えているようなときには、「全然違うよ。」と言っているクセに、アフリカのことをひとまとめに考えていたのはまさに「灯台もと暗し」の状態でした。

5:00前に空港に到着し、ジョセフとお別れです。ニコニコ長女とニコニコ次女は前日に折り紙で作ったゾウとキリンをジョセフに渡しました(四角い紙を折って作ったことが分かっていなかったみたいであり、予想していたような反応が見られず少し残念)。その後、空港でチェックイン。

「ジョモ・ケニヤッタ空港は、何か特段の不便を感じるわけではないけど、設備も古く空港としてはイマイチ感は拭えないなぁ・・・。」と感じながら歩いていると、空港の免税店で動物の置物などのお土産が揃っているお店があったので入ってみました。きっと「空港値段は高いんだろうなぁ・・・。」と思っていましたが、旅行中に立ち寄った「吹っかけ値段」のお土産屋よりも品揃えも豊富で、値段も「吹っかけ」のない明朗会計でした。アンボセリからナクル湖に行く途中のお土産さんで2500シリングを吹っかけられ、散々値切って800シリングで買った30cmぐらいのキリンの木の置物が500シリングそこそこで売っていましたし、ニコニコママがどこを探しても売っていなかった動物の写真立てもありました。また、ケニア産紅茶とかコーヒーとかがお土産風の入れ物に入って置いてありました。紅茶とかコーヒーとかは前日のスーパーで買ったものよりかは値段は高いですが、そもそもそんなに高いものでもないのでお土産としては結構使えます。「あーあ、こんなんやったら、あんな不愉快な値段交渉をせずに、『買い物は空港で』と決めときゃよかったなぁ・・・。」と思いましたが、初めての旅行ではいたしかたないと自分を慰めていました。

最後に会計をしたのですが、どうも計算に戸惑っているようです。計算機を使っているのですが、ケニアの人たちは計算はあまり得意でないようです(時間にきちんとしていたんですが・・・)。25+36+42+28+・・・・といった連続の足し算ができないんですね・・。まず25+36=61として、次に61+42=103・・・と順番に二つずつ足していくみたいです。ニコニコパパが値札を見て暗算で計算し、「○○ドルのはずだから、もう一回計算して。」と言って計算機で再確認してもらい、10ドルぐらい余計に払う羽目になるのを回避できました。店員さんも誤魔化すような悪意はなさそうですが、注意したほうがいいみたいです。

飛行機はほぼ定刻に発進し、約5時間かけてドーハに到着しました。到着前の10:30頃の機内アナウンスでは気温42度と言われていましたが、やっぱり到着すると暑いです。ドーハの空港は現在拡張工事があちこちで行われていますが、飛行機がゲートの横付けする構造にはなっておらず、タラップで飛行機から降りてバスに乗ります。これをタイミングよくやらないと、炎天下のタラップで次のバスを待つという結構悲惨なことになるので注意しましょう。とにかく、気温がものすごく高いうえに湿度も高いので、ほんの短い時間(2~3分)であっても日なたに出ているとものすごく疲れます。

ニコニコ家族は幸いタイミングを外さなかったのでそうした悲惨な状況にならず冷房の効いたバスにすぐに乗り込むことができ、そのままターミナルに向かうことができました。ターミナルでは入国手続きですが、女性の入国管理官がいることに少し驚きでした。ニコニコパパはサウジアラビアに行ったことがありますが、サウジアラビアはイスラムの戒律が厳しく、女性が一人で人前にいることはほとんどありませんでしたので・・・。

カタールへの入国にはビザが必要ですが、これはドーハ国際空港での入国時に手配可能であり、旅行前の在日本のカタール大使館での手続きなどは不要です。入国審査のカウンターにそのまま進みパスポートを見せると「ビザは?」と聞かれますので、クレジットカードを渡すとビザが発給され、発給手数料はクレジットカードで決済される仕組みです。ビザ発給用のカウンターが別途あるわけではなく、そのまま入国手続きの方向に行けばOKです。ビザというよりも、「旅行者は入国税を入国手続き時に取られる。」と言ったほうが分かり易いように思います。

その後、税関を通っていきますが、ここでも細かく荷物の中身を見られるようなことはありませんでした(10年近く前なので、今もそうかは分かりませんが、かつてサウジアラビアに行ったときは、荷物は全部開けられ、ズボンのポケットの中のものも全て出すように命じられました)。

ニコニコパパ、ニコニコ長女、ニコニコ次女、ニコニコママの順に税関を通り、税関地域から空港ロビーに出ました。ところが、ロビーに出たニコニコパパが振り返るとニコニコ長女とニコニコ次女までは出てきたのですが、ニコニコママが出てきません。一旦ロビーに出ると税関地域には逆戻りできないので、仕方なくロビーで2~3分待っているとニコニコママが出てきました。どうやら、大量に日本から持っていった水のペットボトルが荷物検査機の映像に移っており、税関の検査官から「これはアルコールか?」と聞かれていたようです。きちんと説明して事なきを得たのですが、戒律には寛容とは言えどもやはり中東の国なので、それなりの注意が必要です。

空港ロビーに出ると、やはり中東の国に来たという雰囲気が漂います。男性も女性も「いかにも中東」といった服装をしています。男性は白、女性は黒のガウンのような形をしたアバヤという服装をまとっており、男性は頭に白のみまたは赤と白の細かい模様の入ったグトラと呼ばれる布をかぶっています。女性はヘジャブと呼ばれる黒い布をかぶっていますが、髪の毛を覆うだけではなく顔全体を薄い布で覆っている人もいます。ニコニコ家族のみんなは白いガウンのような服を着た男性を見るたびに「石油王、石油王」と呼んでいました。また、ニコニコママはこうした「いかにも中東」といういでたちをした人たちの写真を撮りたかったのですが、宗教上の理由から写真に撮られることはタブーと考える国民性のため写真撮影は断念せざるを得ませんでした(したがって、アフリカの旅行記部分とは違って、ここからは極端に写真が少なくなります)。

その後、タクシーを拾ってホテルに向かいましたが、空港ビルを出てタクシーに乗り換えるまでのほんの少しの時間でも、炎天下に出ると暑い空気に体中を包まれ、「うわぁっ!!」という感じになります。大げさに言うと、精神が不安定になり、急にイライラしてきます。ニコニコパパは、ニコニコ次女が言うとおりにサッサと動かないので、思わず怒鳴ってしまいました(照りつける太陽に責任転嫁する積もりではないのですが・・・)。

ドーハ国際空港のタクシーは車も新しくピカピカです。ニコニコ家族は荷物がたくさんあったので、ホンダストリームのタクシーを選んでホテルに向かいました。

ホテルはRegency Hotel(http://www.hotel-regency.com)というビジネスホテルクラスのホテルを予約していました。現在、中東は原油価格の高騰で潤っており、すごい建設ラッシュです。そのため、ホテルはどこも料金が高いです。Webなどでいろいろと調べてこのホテルにしたのですが、高級ではないものの贅沢を言わければ家族旅行にとっては十分でした。

ドーハは空港から市内の中心地までとても近く、タクシー料金は1000円程度でした。ホテルに到着したのは13:30頃の一番暑い時間帯だったので、暫く荷物の整理などをしてホテルの部屋で休憩していました。昼間は暑いのでお店も閉まっていますが、16:00頃になると徐々に開店しだします。ニコニコ家族は「中東で最大規模のショッピングモール」と言われる「The City Center」に向かいました。ホテルからタクシーで1000円弱でした。ホテルからThe City Centerまでは海岸沿いの道路Pict0008_1を走るのですが、この海岸は弧を描くような形になっており、旧市街方面からは海を挟んで向こう側に新しい町並みの高層ビルがたくさん見えます。これはなかなか絵になる景色であり、この海岸沿いの散歩も良さそうに感じますが、何せ暑いのでタクシーの窓から覗くだけに止めました。実際、旅行者はおろか現地の人でもこの時間に外を歩いている人はほぼ皆無です。

そうこうするうちに15分ほどでThe City Centerに到着です。4階建の建物で中はすごく広く、真ん中にはアイススケート場があります。ただ、広い割りにお店の入っていない部分も多く、来る前はヨーロッパ系の各種ブランドのブティックなんかが並んでいるのかと想像していましたが、予想に反してそれらのブティックはそれほどありませんでした。入っているお店は化粧品、時計、貴金属、衣料品といった感じでしょうか。カルフールが入っていて、Tシャツなどが安かったです。時計はRolexやTag Heuerなども売っていたので、宝石や時計がお好きな方であれば、満足のいく買い物ができたかもしれませんが、ニコニコ家族はこの手の類の買い物はあまりしないので、お買い得かどうかはよく分かりませんでした。化粧品は複数のお店があったのですが、ニコニコママによるとおおむね日本よりも安めだったようです。空港のセキュリティーの強化で液体類を機内に運び込むことができず、免税店で化粧品を買うわけにいかないので、ニコニコママはここで化粧品を購入しました。

Pizza Hutが入っていたので、ピザの夕食としました。夕食後も店内をあちこち歩き回りましたが、それほど心惹かれるお店もありませんでした。唯一、おもちゃ屋さん兼お土産屋さんのようなお店があり、Pict0002_1そこで砂漠の砂を使った写真たて風置物(中東土産としては結構有名)があったので、一つ購入しました。この置物は砂漠の砂を色によって7色に分け、薄い7つの層にそれぞれの色の砂を入れています。置物を傾けると中に入っている砂の形が変わって、砂漠の砂丘が幾重にも重なるように見えます。

ニコニコママは手にもてないほどの買い物を期待していたのですが、期待に反して化粧品と置物だけで少しがっかりしていましたが、他に見るべきものも無かったので、19:30頃にThe City Centerを後にしました。出口を出るとタクシーが待っており、行き先を告げて値段を確認してから乗り込みました。日本と違って、タクシーに乗るときはたとえメーターがついていても、事前に値段を交渉したほうが良いみたいです。

すっかり日が落ちて辺りは暗くなっていましたが、昼間の炎天下ほど酷くはなかったものの、まだまだ気温も高くしかも蒸しっぽかったです。ただ、昼間は埃っぽい感じのする石造りの建物も夜になるとカラフルなネオンがそこかしこに輝いており、結構、神秘的な感じを醸し出していました。昼間は暑すぎて人々が動いている姿はあまり見かけませんが、日が暮れてからはがぜんたくさんの人が鮮やかなネオンの光のもとで活動しており、砂漠の街で生活する人々のエネルギーや生活の知恵を垣間見た気がしました。お店もたいていは22:00ころまで営業しているみたいです。

20:00ごろにホテルに到着しました。翌日は夕方の砂漠ツアー以外は予定が無かったので、久々にゆっくりと眠ることにしました。

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