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2006年10月 9日 (月)

14日目(8/30) ドーハ出発

<この日の教訓>

  1. ホテルで交渉してチェックアウトの時間をなるべくずらしてもらおう。
  2. チックアウト後もホテルで大きな荷物は預かっておいてもらおう。
  3. City Centerと市中心部のスーク以外へ買い物に行くのはやめよう(帰りのタクシーがつかまらない!!)
  4. ボーダフォン3Gはやっぱり偉大だ。
  5. ドーハ国際空港では出発時間の2時間以上前でもチェックインは可能。

<本文>

前日は床につくのが遅かったので、ゆっくりと起きることにしました。この日の夜11時頃にドーハから関空行きの飛行機が出るのですが、昼間は暑くてとても外に出ることはできません。そこでホテルと交渉し、チェックアウトの時間を通常の12時から午後2時まで延長してもらうことにしました。今回宿泊したRegency Hotelは高級ホテルとは言えず、ビジネスホテルに毛が生えたようなものですが、こうした要望も快く受け入れてくれ、ニコニコ家族にとっては結構快適なホテルでした。

朝ごはんを食べたあと、特にやることもないので、これまでと同じようにトランプやブログの原稿作成などをして過ごしました。この旅行ではとにかくものすごくたくさんトランプをしました。

そろそろチェックアウトしなければならなかったので、午後2時過ぎにショッピングセンターで時間つぶしをすることにしましたが、前回のThe City Centerとは違うThe Mallというショッピングセンターに行くことにしました(荷物はホテルで預かってもらいました)。このショッピングセンターは空港とホテルのある旧市街中心地の丁度真ん中ぐらいにあります。ホテルに車を出してもらいました。

このショッピングセンターは初日に行ったThe City Centerよりも随分小ぶりであまり見るべきものもなかったです。ニコニコママは絵葉書をニコニコ次女は犬のぬいぐるみを買いました。夕食を済ましてホテルに帰るべくタクシーを拾おうとしましたが、タクシー乗り場にタクシーは全然ありません。あまり観光客が来るショッピングセンターではないようであり、タクシー需要な無いようです。タクシー乗り場でタクシー会社の電話番号の看板を見つけたので日本から持ってきたボーダフォン3Gの携帯で電話をしてみたら「夜8時まで空かない。」とのつれない回答。そこで、少し外に出てみて流しのタクシーを拾うことにしました。太陽は随分傾いていたのでマシとは言えやっぱり暑いです。流しのタクシーを15分ぐらい待ったのですが、全くつかまらず暑さで疲れてきたのであきらめて再びショッピングセンターに戻りました。歩く距離はほんの200mぐらいですが、この暑さの中で動くのはすごく疲れます。

仕方が無いのでショッピングモールからホテルに電話をしてみたら車を出してくれるとのこと。20分ぐらい待つとホテルの車が到着し、ホテルに戻ることができました。かつて滞在したことのあるドバイでは流しのタクシーは簡単に拾うことができましたが、ドーハはまだ観光地としての歴史が浅いのでこんなこともあるのかなぁと感じました。それにしてもVodafone 3Gには助けられました。もちろん、公衆電話がありますが、公衆電話を掛けるにはテレフォンカードを購入したりと面倒な手続きをしなければなりませんが、Vodafone 3Gさえ持っていれば、そうした手続きもなく日本で携帯で電話をするのと全く同じ感じで電話ができます。実は出発前にケニアとカタールのVaodafone 3Gのサービス提供エリアを確認していたのですが、ケニアではナイロビやナクルの主要都市であれば通信可能ですし、カタールでは全域で通信可能でした。

19:00過ぎに空港へ到着し、早速チェックインしました。前日に電話で問い合わせたときには、「チェックインは出発の2時間前から。」と聞いていましたが、特に何も言われることはありませんでした。座席はヒマラヤ山脈付近を飛行するときに景色が見えるかもしれないとの期待もあって窓際の席を確保することにしました。ニコニコ家族が手続きをしている横のファーストクラスやビジネスクラスのカウンターにはニコニコ家族が「石油王」と呼んでいる服装をした人が主に並んでおり、エコノミーには「石油王」の服装をしたひとはあまりいませんでした。ニコニコ次女はファーストクラスで手続きをしていた「石油王」があの白いガウンのような服のポケットから財布を出すのを見つけたらしく、「石油王が財布を出すのを見ちゃったよ~。」と興奮気味に話していました。

22:40の出発まで2時間以上あったので免税店を少し回り、ニコニコママはゴールド・スークで買ったゾウのペンダントトップに合うネックレスを探しました。ここもやはり太くて大き目のゴツゴツしたものが多かったので、「一番細いのを見たい。」と言ったところ丁度いい感じのものがあったので購入することにしました。それ以外はそんなに買うものも無かったのでゲートにてトランプをして出発まで待ちました。

ボーディングが開始し、窓際の席に乗り込みましたが、ニコニコパパは疲れて寝入ってしまいました。機内食は和食と中東風料理を選べましたが、もちろん和食を選びました。エコノミークラスの和食は牛丼でした。ニコニコパパは久々の和食に結構満足していました。ニコニコママはヒマラヤ山脈の上を通ることを期待していたのですが、その辺りを通過しているのは真夜中だったので分からなかったようです。エミレーツ航空はドバイ出発が夜中の3時頃なので結構いい景色が見えるかもしれません。

翌日、14:35に関空に到着し、15:55関空発羽田行きの便に乗り、17:05羽田に到着しました。丁度、夕食時だったのですが、皆さんの予想通り、久々の日本で日本食の夕食を家族全員で堪能しました。

こうして、ニコニコ家族の子連れケニア旅行は無事終了しました。サービス精神一杯のドライバーのジョセフ、快適だったセレナホテル、安全航行で旅を支えてくださったカタール航空と全日空の皆さん、そして何よりもケニアの偉大な自然、みんな有難うございました。

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13日目(8/29) ドーハ滞在

<この日の教訓>

  1. 砂漠ツアーは面白い!!。
  2. 砂漠ツアーで砂丘を歩いて降りる時には裸足になろう。
  3. 冷房している建物から急に外に出るとメガネやカメラのレンズが曇る。
  4. ゴールド・スークで買い物をするときはしっかり値切ろう。
  5. ゴールド・スークで商品を選ぶ際は細めの物や小ぶりの物を選んだほうがベター(日本人にはそのほうがよく似合う)

<本文>

前日は久しぶりに遅くに就寝したので、この日は久しぶりに遅めに起床して、9:00頃に朝食バイキングに行きました。リゾートホテルのマラ・セレナホテルとは違って朝食バイキングの品揃えは随分寂しかったです(贅沢をしなければ十分のレベルですが・・・)。

この日は15:00発の砂漠ツアー以外は特に予定が入っていません。暑くて外に出るのもいやなので、トランプ、読書、ブログ原稿作りPict0012を中心にホテルの部屋でずっと過ごしていました。途中、持ってきた温度計で気温を測ろうということになり、ベランダの日陰に温度計を置いていたところ、42度ぐらいになり、今度は日なたに置いたところ50度近くを指し、家族全員でびっくりしていました。

14:30頃にフロントに下り、砂漠ツアーの迎えを待っていましたが、一旦、外に出てホテルの前で写真を撮ろうということになりました。ニコニコママがカメラを構えた瞬間、「何これ!?。レンズが曇った!!。」との反応。冷房の効いている室内温度と同じ状態のカメラは50度の外気よりも圧倒的に「冷たい」ため、外気中の水蒸気が結露しちゃいました。恐るべし気温50度!!。予定より少し遅れて砂漠ツアーの4WD車が到着しました。ここから約100km南の砂漠を目指し、さらに砂漠を走ってサウジアラビアの国境付近まで砂漠の砂丘の上を爆走することになっています。 Pict0021

4WDはトヨタランドクルーザーで、3列8人乗りです。仕事で来たというイタリア人おじさん二人が既に乗り込んでいました。まだまだ、強い日照りが差し込む時間帯ですが、車のまどにはかなり強力なシェードが貼られており、日光もそれほど苦にはなりません。1時間ほど走ったところで砂漠の入り口に到着です。ここで一旦休憩し、ドライバーは砂漠での走行に備えてタイヤの空気を抜きます。これはタイヤが砂の中にめり込まないようにするためです。空気を抜いたあと再び乗り込みスタートしますが、これがものすごく面白いです。何しろ砂漠の波打つ砂丘のうえを縦横無尽に爆走するのですが、まるで果てしないジェットコースターに乗っているような感じです。富士急ハイランドのFujiyamaをものともしないニコニコ家族メンバー全員が、キャッキャッと言って喜んでいます。イタリア人のおじさんたちも同じようにキャッキャッと喜んでいます。途中、景色の良いところで停車しますが、砂漠の景色はなかなかのものです。Doha001_editedPict0018_2Pict0022_2海際のところに行くと海水が風で押し寄せられてできた湖なんかがあったり、風の作用で作られた数々の砂丘や、砂丘の上にできた風紋などの光景に感心していました。ただ、海際にあるので風がすごく強くて、三脚を持っていったものの、被写体の髪の毛が風でクチャクチャになり、あまり良い家族写真は撮れませんでした。砂漠を20kmぐらい走るとサウジアラビアの国境付近に到着しました。眼下にはInland Seaという塩水の湖が広がっています。湖畔に向けて斜度30度弱の砂の斜面になっているのですが、ドライバーが「下まで自分の足で降りていってごらん。車は下にもっていくから。」と言ってくれました。イタリア人のおじさん二人は裸足になって「ヒャッホー」と奇声をあげて走り下りていきました。この時、裸足になろうかどうかと迷ったのですが、足を怪我してもいけないだろうと靴を履いたまま下りていきました。砂漠の砂はとても細かく、表面は日に温められて少し熱いぐらいですが、足が柔らかい砂の中にズボッと入るとほんわり暖かい感じです。ニコニコパパもイタリア人おじさんと同じようにヒャッホーてな感じで走り下りたかったのですが、ビデオカメラやデジカメでニコニコママ達が砂丘を下りるところを撮影してPict0024_2いたため、万が一転んでカメラを壊すことになってはいけないので、思い止まりました。それから、靴の踵からどんどん砂が入ってきて、急いで下りようとすると靴が砂に取られて脱げそうになるので、ゆっくりと進まざるを得ませんでした。下まで降りると4WDが待ち構えてくれており、靴に入ったたくさんの砂を出し、再び車に乗りました。Doha002

その後、車は帰路につきました。帰路は比較的平らなところを選んで走っていきます。水が干上がって平らになっているところに来たときに、急に車のスピードが上がり、前方の砂丘目指して一直線に加速していきます。そして、砂丘を一気に砂丘の頂上近くまで上り詰めたと思ったらUターンで今度は一気に砂丘を下り降り、乗客一同、再びキャッキャッと喜んでいました。そのころ丁度、日が西の空に傾き、砂丘の下から見るといい感じの砂丘のシルエットを拝むことができました。こうした砂漠地帯を抜け、タイヤに空気を入れたあと、車はホテルに向かい18:30に到着しました。3時間半ほどの砂漠ツアーでしたが、ニコニコ家族一同大喜びでした。ただ、ドーハは、最近、急成長している都市なので、ドバイに比べると少し遅れています。これはこうした砂漠ツアーにも当てはまることであり、かつてドバイで同じように砂漠ツアーに参加しましたが、途中でラクダに乗るイベントがあったり、夕食を囲んでのベリーダンスショーがあったりと観光客向けにより充実した内容でした。とはいえ、繰り返しになりますが、砂漠ツアーはとても面白かったです。

ホテルに戻ってホテルの食堂で夕食でした。メニューはそこそこ充実しており、ニコニコパパはステーキ、ニコニコママとニコニコ次女はベジタブルカレーとナン、ニコニコ長女はスパゲッティを注文しました。お味の方はまあまあでした。

夕食終了後、ゴールド・スークに繰り出すことにしました。スークとは市場(いちば)のことであり、ゴールド・スークにはその名の通り金の貴金属のお店がたくさん集まっています。一つ一つのお店はそれほど大きくないのですが、本当に「どこから入ろう」というぐらいのたくさんのお店が集まっています。ホテルから歩いて10分ぐらいのところにあったので、食後の散歩の積もりで歩き始めました。前日から分かっていたことですが、とっくに日が落ちた夜8時であったにも関らずとても蒸し暑く、ゴールド・スークに到着したときには汗をたくさんかいていました。

お店の中はしっかり冷房がきいているので、お店で商品を見ながら冷房で涼むことにしました。とにかくたくさんのお店が並んでいるので、いろんな店に入って商品を見ては隣のお店に移るということの繰り返しです。中東の女性は大柄で彫も深いので、売っている金のアクセサリーも結構大きくて、日本人が身につけると少し大げさな感じがします。例えばネックレスだと並んでいる商品の中で最も細くて貧弱と感じるぐらいのものが、日本に持ってくると丁度良い感じだと思います。今回は、ニコニコママはネックレスとペンダントトップを探していましたが、ゾウのペンダントトップが気に入ったのでこれを買うことにしました。いずれの商品も重量を計測し、単価を掛けて値段を出します。ペンダントトップはそれほど大きなものではないので、値段もそんなに張るものではありませんが、ここでも値段交渉は必須です。アフリカのロードサイドのお土産屋さんのような酷いことはありませんが、値段交渉で1割程度は安くなりました。それにしても、冷房のきいている店内と蒸し暑い屋外を行ったりきたりしていると体調がおかしくなりそうでした。

買い物を終えて、今度は「首長の館」を見に行くことにしました。ゴールド・スークからは2km程度の距離ですが、蒸し暑いのでタクシーを拾うことにしました。流しのタクシーは空港で拾ったタクシーのようなピカピカのものではなく、結構ボロいのですが背に腹は代えられません。乗る前にまず値段交渉をして「首長の館」まで向かってもらいました。Diwan_emiri 「首長の館」とは、詳しくはよく分かりませんが、多分ドーハの首長さん(一番偉い人)が住んでいるのでしょう。とにかく大きな立派な建物で、夜はライトアップされていてとても綺麗です。砂漠の街でありながら、この建物の周りは水がふんだんに撒かれており、芝生が青々としています。ライトアップされた首長の館の写真を撮って、タクシーを拾おうとしたのですが、なかなかタクシーが現れません。ホテルまで1kmほどだったので歩きながらタクシーを待つことにしましたが、結局タクシーは拾えず、蒸し暑い中を家族4人みんなで15分ぐらい歩く羽目になり、ホテルに到着したころには体中汗だらけになりました。

楽しい経験とはとても言えませんが、こうしたことを身をもって経験するのも結構重要かなと感じました。

ホテルに戻ったら22:00頃になっていたのでお風呂に入って汗を流し、23:00頃に就寝しました。

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12日目(8/28) ナイロビからドーハへ

<この日の教訓>

  1. ケニアのお土産は空港免税店がベスト。
  2. 空港免税店での買い物の際は計算の間違いがないかをチェックしよう。
  3. カタールで飛行機から降りるときは、タラップ上で次のバスを待つことのないよう、タイミングをうまく見図ろう。
  4. カタールへの入国ビザは空港で手配できる。
  5. ドーハでは12:00から16:00まではお店は閉まっている(出回らずにホテルでゆっくり過ごそう)。
  6. ドーハのショッピングセンターはファミリーデイ(男性のみの入店禁止日)などがあるらしいので事前によく調べておこう。
  7. 中東へ行くときはラマダンの月かどうかをよく調べておこう。
  8. カタールはイスラムの国としては比較的寛容だが、やっぱりイスラムの国にいるという意識は持っておこう。

<本文>

飛行機が7:00出発なので、5:00の空港到着を目標に4:00に起床。4:30にロビーに行くと、前日の約束通り、ジョセフが既に到着していました。ケニアに到着した時の車の中では、ジョセフが「ケニアはポレポレとハクナマタタの国だよ。」と言っていました。ポレポレとは「ゆっくり、ゆっくり」、ハクナマタタとは「問題ない(なんとかなるさ)」という意味であり、いかにも大自然の恵みのなかではぐくまれた大らかな文化を象徴しています。当初は、こうした大らかな文化から時間に対する意識などもいい加減なのかと思っていました。

かつてエジプトに行ったときに、買い物をしても正確なつり銭を渡されることはなく、「端数は適当」という感じだったので、「ケニアもそんな感じで、いろんなことについていい加減なんだろうなぁ。」と思っていましたが、ジョセフはこれまでの旅行中もいつも時間をしっかり守ってくれていたので、先入観を持っていたことを反省しました。そういえば、前日のスーパーでの買い物のときも、お釣りは端数もきっちり渡してくれたので、「アフリカ諸国を十把一絡げに考えてはいけないんだなぁ。」と改めて感じていました。アメリカ人なんかが、日本、中国、韓国、台湾を全部同じように考えているようなときには、「全然違うよ。」と言っているクセに、アフリカのことをひとまとめに考えていたのはまさに「灯台もと暗し」の状態でした。

5:00前に空港に到着し、ジョセフとお別れです。ニコニコ長女とニコニコ次女は前日に折り紙で作ったゾウとキリンをジョセフに渡しました(四角い紙を折って作ったことが分かっていなかったみたいであり、予想していたような反応が見られず少し残念)。その後、空港でチェックイン。

「ジョモ・ケニヤッタ空港は、何か特段の不便を感じるわけではないけど、設備も古く空港としてはイマイチ感は拭えないなぁ・・・。」と感じながら歩いていると、空港の免税店で動物の置物などのお土産が揃っているお店があったので入ってみました。きっと「空港値段は高いんだろうなぁ・・・。」と思っていましたが、旅行中に立ち寄った「吹っかけ値段」のお土産屋よりも品揃えも豊富で、値段も「吹っかけ」のない明朗会計でした。アンボセリからナクル湖に行く途中のお土産さんで2500シリングを吹っかけられ、散々値切って800シリングで買った30cmぐらいのキリンの木の置物が500シリングそこそこで売っていましたし、ニコニコママがどこを探しても売っていなかった動物の写真立てもありました。また、ケニア産紅茶とかコーヒーとかがお土産風の入れ物に入って置いてありました。紅茶とかコーヒーとかは前日のスーパーで買ったものよりかは値段は高いですが、そもそもそんなに高いものでもないのでお土産としては結構使えます。「あーあ、こんなんやったら、あんな不愉快な値段交渉をせずに、『買い物は空港で』と決めときゃよかったなぁ・・・。」と思いましたが、初めての旅行ではいたしかたないと自分を慰めていました。

最後に会計をしたのですが、どうも計算に戸惑っているようです。計算機を使っているのですが、ケニアの人たちは計算はあまり得意でないようです(時間にきちんとしていたんですが・・・)。25+36+42+28+・・・・といった連続の足し算ができないんですね・・。まず25+36=61として、次に61+42=103・・・と順番に二つずつ足していくみたいです。ニコニコパパが値札を見て暗算で計算し、「○○ドルのはずだから、もう一回計算して。」と言って計算機で再確認してもらい、10ドルぐらい余計に払う羽目になるのを回避できました。店員さんも誤魔化すような悪意はなさそうですが、注意したほうがいいみたいです。

飛行機はほぼ定刻に発進し、約5時間かけてドーハに到着しました。到着前の10:30頃の機内アナウンスでは気温42度と言われていましたが、やっぱり到着すると暑いです。ドーハの空港は現在拡張工事があちこちで行われていますが、飛行機がゲートの横付けする構造にはなっておらず、タラップで飛行機から降りてバスに乗ります。これをタイミングよくやらないと、炎天下のタラップで次のバスを待つという結構悲惨なことになるので注意しましょう。とにかく、気温がものすごく高いうえに湿度も高いので、ほんの短い時間(2~3分)であっても日なたに出ているとものすごく疲れます。

ニコニコ家族は幸いタイミングを外さなかったのでそうした悲惨な状況にならず冷房の効いたバスにすぐに乗り込むことができ、そのままターミナルに向かうことができました。ターミナルでは入国手続きですが、女性の入国管理官がいることに少し驚きでした。ニコニコパパはサウジアラビアに行ったことがありますが、サウジアラビアはイスラムの戒律が厳しく、女性が一人で人前にいることはほとんどありませんでしたので・・・。

カタールへの入国にはビザが必要ですが、これはドーハ国際空港での入国時に手配可能であり、旅行前の在日本のカタール大使館での手続きなどは不要です。入国審査のカウンターにそのまま進みパスポートを見せると「ビザは?」と聞かれますので、クレジットカードを渡すとビザが発給され、発給手数料はクレジットカードで決済される仕組みです。ビザ発給用のカウンターが別途あるわけではなく、そのまま入国手続きの方向に行けばOKです。ビザというよりも、「旅行者は入国税を入国手続き時に取られる。」と言ったほうが分かり易いように思います。

その後、税関を通っていきますが、ここでも細かく荷物の中身を見られるようなことはありませんでした(10年近く前なので、今もそうかは分かりませんが、かつてサウジアラビアに行ったときは、荷物は全部開けられ、ズボンのポケットの中のものも全て出すように命じられました)。

ニコニコパパ、ニコニコ長女、ニコニコ次女、ニコニコママの順に税関を通り、税関地域から空港ロビーに出ました。ところが、ロビーに出たニコニコパパが振り返るとニコニコ長女とニコニコ次女までは出てきたのですが、ニコニコママが出てきません。一旦ロビーに出ると税関地域には逆戻りできないので、仕方なくロビーで2~3分待っているとニコニコママが出てきました。どうやら、大量に日本から持っていった水のペットボトルが荷物検査機の映像に移っており、税関の検査官から「これはアルコールか?」と聞かれていたようです。きちんと説明して事なきを得たのですが、戒律には寛容とは言えどもやはり中東の国なので、それなりの注意が必要です。

空港ロビーに出ると、やはり中東の国に来たという雰囲気が漂います。男性も女性も「いかにも中東」といった服装をしています。男性は白、女性は黒のガウンのような形をしたアバヤという服装をまとっており、男性は頭に白のみまたは赤と白の細かい模様の入ったグトラと呼ばれる布をかぶっています。女性はヘジャブと呼ばれる黒い布をかぶっていますが、髪の毛を覆うだけではなく顔全体を薄い布で覆っている人もいます。ニコニコ家族のみんなは白いガウンのような服を着た男性を見るたびに「石油王、石油王」と呼んでいました。また、ニコニコママはこうした「いかにも中東」といういでたちをした人たちの写真を撮りたかったのですが、宗教上の理由から写真に撮られることはタブーと考える国民性のため写真撮影は断念せざるを得ませんでした(したがって、アフリカの旅行記部分とは違って、ここからは極端に写真が少なくなります)。

その後、タクシーを拾ってホテルに向かいましたが、空港ビルを出てタクシーに乗り換えるまでのほんの少しの時間でも、炎天下に出ると暑い空気に体中を包まれ、「うわぁっ!!」という感じになります。大げさに言うと、精神が不安定になり、急にイライラしてきます。ニコニコパパは、ニコニコ次女が言うとおりにサッサと動かないので、思わず怒鳴ってしまいました(照りつける太陽に責任転嫁する積もりではないのですが・・・)。

ドーハ国際空港のタクシーは車も新しくピカピカです。ニコニコ家族は荷物がたくさんあったので、ホンダストリームのタクシーを選んでホテルに向かいました。

ホテルはRegency Hotel(http://www.hotel-regency.com)というビジネスホテルクラスのホテルを予約していました。現在、中東は原油価格の高騰で潤っており、すごい建設ラッシュです。そのため、ホテルはどこも料金が高いです。Webなどでいろいろと調べてこのホテルにしたのですが、高級ではないものの贅沢を言わければ家族旅行にとっては十分でした。

ドーハは空港から市内の中心地までとても近く、タクシー料金は1000円程度でした。ホテルに到着したのは13:30頃の一番暑い時間帯だったので、暫く荷物の整理などをしてホテルの部屋で休憩していました。昼間は暑いのでお店も閉まっていますが、16:00頃になると徐々に開店しだします。ニコニコ家族は「中東で最大規模のショッピングモール」と言われる「The City Center」に向かいました。ホテルからタクシーで1000円弱でした。ホテルからThe City Centerまでは海岸沿いの道路Pict0008_1を走るのですが、この海岸は弧を描くような形になっており、旧市街方面からは海を挟んで向こう側に新しい町並みの高層ビルがたくさん見えます。これはなかなか絵になる景色であり、この海岸沿いの散歩も良さそうに感じますが、何せ暑いのでタクシーの窓から覗くだけに止めました。実際、旅行者はおろか現地の人でもこの時間に外を歩いている人はほぼ皆無です。

そうこうするうちに15分ほどでThe City Centerに到着です。4階建の建物で中はすごく広く、真ん中にはアイススケート場があります。ただ、広い割りにお店の入っていない部分も多く、来る前はヨーロッパ系の各種ブランドのブティックなんかが並んでいるのかと想像していましたが、予想に反してそれらのブティックはそれほどありませんでした。入っているお店は化粧品、時計、貴金属、衣料品といった感じでしょうか。カルフールが入っていて、Tシャツなどが安かったです。時計はRolexやTag Heuerなども売っていたので、宝石や時計がお好きな方であれば、満足のいく買い物ができたかもしれませんが、ニコニコ家族はこの手の類の買い物はあまりしないので、お買い得かどうかはよく分かりませんでした。化粧品は複数のお店があったのですが、ニコニコママによるとおおむね日本よりも安めだったようです。空港のセキュリティーの強化で液体類を機内に運び込むことができず、免税店で化粧品を買うわけにいかないので、ニコニコママはここで化粧品を購入しました。

Pizza Hutが入っていたので、ピザの夕食としました。夕食後も店内をあちこち歩き回りましたが、それほど心惹かれるお店もありませんでした。唯一、おもちゃ屋さん兼お土産屋さんのようなお店があり、Pict0002_1そこで砂漠の砂を使った写真たて風置物(中東土産としては結構有名)があったので、一つ購入しました。この置物は砂漠の砂を色によって7色に分け、薄い7つの層にそれぞれの色の砂を入れています。置物を傾けると中に入っている砂の形が変わって、砂漠の砂丘が幾重にも重なるように見えます。

ニコニコママは手にもてないほどの買い物を期待していたのですが、期待に反して化粧品と置物だけで少しがっかりしていましたが、他に見るべきものも無かったので、19:30頃にThe City Centerを後にしました。出口を出るとタクシーが待っており、行き先を告げて値段を確認してから乗り込みました。日本と違って、タクシーに乗るときはたとえメーターがついていても、事前に値段を交渉したほうが良いみたいです。

すっかり日が落ちて辺りは暗くなっていましたが、昼間の炎天下ほど酷くはなかったものの、まだまだ気温も高くしかも蒸しっぽかったです。ただ、昼間は埃っぽい感じのする石造りの建物も夜になるとカラフルなネオンがそこかしこに輝いており、結構、神秘的な感じを醸し出していました。昼間は暑すぎて人々が動いている姿はあまり見かけませんが、日が暮れてからはがぜんたくさんの人が鮮やかなネオンの光のもとで活動しており、砂漠の街で生活する人々のエネルギーや生活の知恵を垣間見た気がしました。お店もたいていは22:00ころまで営業しているみたいです。

20:00ごろにホテルに到着しました。翌日は夕方の砂漠ツアー以外は予定が無かったので、久々にゆっくりと眠ることにしました。

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11日目(8/27) マサイ・マラからナイロビへ

<この日の教訓>

  1. 長い移動の前の朝食は飲食の量を控えよう。
  2. 乾季でも雨が降ったあとは道がぬかるむ。
  3. マサイ・マラへは約6時間のドライブ。ここだけに行くなら、国内の移動は飛行機とする方法もある。
  4. ナイロビ市内で外出するときは貴重品は最低限必要なものだけにしよう。

<本文>

この日で「野生の王国」マサイ・マラともお別れです。7:00出発となっていたので、6:30にすぐに朝食をとれるように、5時過ぎに起床し、6:15には部屋まで荷物をポーターに取りに来てもらいました。食堂のすぐ近くまで来たときに、マラ・セレナホテルのちょうど眼下の草原からバルーン・サファリにスタートするところを見ることができました。バルーン・サファリとは、その名の通り、気球に乗って大空の上からサバンナを一望するものであり、6時半頃に空に飛び立ちます。参加者Pict0118は朝5時頃にホテルを出るそうですが、料金が一人当たり400ドル程度もしてとても高いので、ニコニコ家族はあきらめました。暫くその気球を見ていると、ゆっくりと空に舞い上がり、風に乗ってニコニコ家族のいる方向に向かって来て、ニコニコ家族の頭上を通り過ぎていきました。

7:00に予定通り出発し、最後の一縷の望みを掛けてジョセフに「マラ川沿いの道で帰って欲しい。」と頼みました。我々の望み通りのルートをジョセフは取ってくれましたが、やはりヌーの川渡りには会えませんでした。マラ川を離れて東のほうにあるマサイ・マラ動物保護区Pict0123のゲートの方向に向かっている途中にも、いろいろな動物がいます。草食動物はもちろんですが、途中、ライオンの親子の集団に出会いました。オスライオンはいませんでしたが、数頭のメスと子供の集団です。丁度、ハンティングを終えたらしく、近くには仕留められたヌーが横たわっていました。

それからは一路ナイロビに向かっての長時間ドライブです。前夜の雨で道はすっかり泥っぽくなっており、ところどころに水溜りも見られます。乾季といっても前日のように雨が降ることもあるらしく、その場合はすっかり道はぬかるんでしまいます。「雨季のころはもっとひどいんだろうなぁ。」と想像していました。1時間半ほど走って動Pict0140_1物保護区のゲートに到着。そこから、ナロク経由ナイロビとなりますが、ナロクまでの道は舗装されていない土道です。それなりに整備されていてそこそこのスピードを出せる部分もありますが、石がむき出しになっているところや水溜りのところではゆっくりと進むことになります。こうした道が約1時間半ほど続いたところで、漸く舗装された道に出ます。

ここでお土産屋さんでトイレ休憩。このお土産屋さんは、ナクルからマサイ・マラに来る途中にも寄って、散々の吹っかけ値段を提示され交渉決裂で出てきたところです。このお土産屋さんには石でできた10cmほどのイボイノシイの置物があり、イボイノシシのファンになったニコニコママは「イボちゃんの置物Pict0141が欲しいなぁ。」と言っていました。イボイノシシの置物はあまり置いている数も多くなく、ここにおいてあるのが、丁度いいサイズだったので、ここで買うことを決めていたのですが、なにせふっかけ値段との勝負なので欲しそうな顔を見せると大金を払うはめになってしまいます。こうした難しい状況のなか、ニコニコパパが店員と交渉し、イボイノシイを手にとって「150シリング(=250円)でどうだ」と言うと店員は、「それは安すぎる。もっとたくさん買ってくれれば割引をする。」と同じ手口を使ってきました。結局、数々のPict0001_3押し問答があり、イボイノシイに同じような石でできた同じような大きさのライオンの置物と、黒檀(Ebony)で出来た10cmほどのカバの置物の合計で1000シリングで決着しました。イボイノシシがどうしても欲しかったので、ちょっと高くなった感は否めませんが・・・・。

ここからナロクの町までは比較的しっかりした舗装道路が続き、ナロクの町に到着。一旦給油し、再スタートしましたが、ジョセフが「ここから暫くは、道が悪いよ。」と言います。確かに舗装しているのですが、あちこちでアスファルトが剥げており、これを避けながら進むとスピードは全然でません。こうした道が1時間ほど続いて、再Pict0146_1び大地溝帯に降りてきた辺りからしっかりした舗装の道路になりました。ここでジョセフがトイレ休憩を提案してくれましたが、そのまま通りすぎ、大地溝帯の崖沿いの坂道を登って行きます。さらに1時間ほど走るとナイロビ郊外地区に到達しました。数々の大使館や国連アフリカ本部のある地区を通りすぎ、1時ごろにナイロビへ。

ケニアでは動物の置物の類を除いては、本当にお土産になるようなものがありません。コーヒーや紅茶を売ればもっと売れると思うのですが・・・。そこで、ジョセフにコーヒーを買いたいからスーパーに寄って欲しいと頼みました。はじめは大使館などが並ぶ比較的安全そうなガソリンスタンド併設のコンビニに行ってくれたのですが、探しているものがなく、市内のスーパーに行くことになりました。スーパーに到着するとジョセフから「車の荷物を見ておくから、スーパーには自分達で行くように。それからカメラとかの貴重品は車に置いていくように。」と言われました。子供たちの手を引き、バッグ類は胸の前に抱えて緊張しながらスーパーへ、コーヒー、紅茶が並んである棚で商品を選んでいると、同じようにコーヒーや紅茶を買うような格好をして人が近づいてきました。結局何も無かったので真相は分かりませんが、もしかしたら「スキあれば・・・」と思って近づいてきたスリの類かもしれませんでした。必要なものだけをさっさと購入し、短時間で買い物を済ましました。

それから14:00頃にホテルに戻り、15:00頃に遅めの昼食兼夕Pict0002食をとりました。翌朝は7時の便であり4:30にジョセフが迎えに来てくれることになっていたので、荷造りを全て終え4:00に目覚ましをセットして21:00に就寝しました。

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